政治 \ 多摩市議会

令和6年3月多摩市議会に向けて、一般質問の通告を行いました

令和6年3月多摩市議会に向けて、一般質問の通告を行いました。

1 感染症対策について
我が国の医療提供体制は、国民皆保険制度とフリーアクセスの下で、国民が必要な医療を受けることができるよう整備が進められています。医療とは単に治療のみならず、疾病の予防のための措置及びリハビリテーションを含む良質かつ適切なものでなければならないものであり、また限られた医療資源を有効に活用するためにも、行政として疾病の予防に力を注いでいく必要があります。現在複数の感染症の流行が教育現場含め指摘されているところですが、改めて感染症予防についての多摩市のお考えと4月以降の感染症対策について伺います。

2 介護サービス及び障害福祉サービス等基盤整備について
今年の4月には介護報酬改定及び障害福祉サービス等報酬改定が予定されています。まだすべてが決定しているわけではないと思いますが、現時点で分かっていることについて、それぞれの改定の概要についてお聞かせください。また、報酬改定に向けて市内事業者との連携も欠かせないと思いますが、連携や支援の体制についてお考えをお伺いします。

3 スポーツ振興について
スポーツは、世界共通の人類の文化です。市民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上でスポーツは不可欠なものであり、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利です。全ての市民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、又はスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければなりません。また、スポーツは、人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものであり、多摩市の掲げる地域協創の理念にも通ずるものです。多摩市のスポーツ振興施策について、以下質問します。
1、 市内スポーツ施設の不足によるスポーツ人口の市外流出の懸念について、12月議会でのご答弁では、確認できるデータを持ち合わせていないとのことでしたが、その後、統計調査などの検討は進められているのでしょうか。
2、 民間企業と行政はその目的が異なり、それぞれの役割分担には様々な考え方が存在します。民間スポーツ施設が市内スポーツ環境の一翼を担う場合、そのメリット及びデメリットをどのように整理されているのでしょうか。
3、 市内スポーツ施設の熱中症対策、豪雨や雷への対策、また自動体外式除細動器(AED)の設置について、お考えと具体的な施策について伺います。
4、 多摩市をホームタウンとして活動を続けてきたJリーグクラブがこの度16年ぶりにJ1リーグ復帰を果たしました。これにより多摩市との協働事業や関係性に何か変化はあるのでしょうか。また、当該クラブチームが新たにJ1リーグを戦っていくにあたり多摩市が期待するものについてお考えを聞かせください。

以上

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2023J1昇格プレーオフ決勝 東京ヴェルディ対清水エスパルス 国立競技場

ついに!我らが東京ヴェルディ、16年ぶりのJ1復帰決定!
清水エスパルスとのJ1昇格プレーオフ決勝戦は1-1の引き分けながら、シーズン順位が上のヴェルディがレギュレーションによりJ1昇格を決めました!本当におめでとう!

さて、キックオフ。

442ゴリゴリ2トップを採用したヴェルディは、タレント豊富なエスパルスに対し、シーズン中に見せたハイプレスやビルドアップに拘らず慎重な守備陣形から相手ボランチを相手にせずフォワードへの縦パス1本でボールを前線に運ぶリスク軽減サッカーを披露。たまにビルドアップでつなごうとするとボールロストしてショートカウンターくらってたし結果的に後半アディショナルタイムまで戦い続ける体力を残しておく必要もあったわけで、シーズン中とちょっと違う今日のヴェルディの戦術は現実的でいい作戦だったと思う。

一方エスパルスは4231システムながら左サイドハーフカルリーニョスジュニオ選手がトップに入りがちの右サイド偏重攻撃システム。ただ、わかっていても中山克広選手、原輝綺選手がいて乾貴士選手まで絡んでくる右サイドからの攻撃は迫力満点。原選手の調子がいまいちだったっぽいのが唯一の救いだった。

試合は決勝戦っぽく両チームとも流れからのチャンスをなかなか作ることができず、プレイスキックからの得点に活路を見出す感じ。エスパルスはゾーンで守るとき選手間にスペース作りがちで、ヴェルディはニアの守備が甘くて、お互い隙があってシュートまではいけるんだけど、さすがに皆さん気負ってるのかふかしまくってとにかくシュートが枠に飛ばない。あとエスパルスは右サイドから何度かチャンスは作ったけど、ヴェルディ林尚輝選手が完全に読み切って得点を許さずに前半終了。

ヴェルディの守備は稲見哲行選手が白崎凌兵選手とかにつられまくってエスパルスの左サイドにスペースたくさんあったから、エスパルスはそこから攻めればもっとチャンスになったのにね。

あと、ヴェルディは山田剛綺選手が繰り返しのファールしてたけどカードぎりぎり出なかったのがラッキーでした。

後半エスパルスは乾選手が左サイドに寄ってバランスを修正。右足でプレイスキックを担当してる山原怜音選手がなぜ広大なスペース作ってる左サイドバックやってるのかよくわからなかったし、エスパルスの中では一番フィード得意じゃなさそうな鈴木義宜選手の裏をヴェルディは狙う作戦してるっぽいところあってこぼれ球のこととか考えると数が少ないエスパルス左サイドはどう考えてもバランスよくないんだけど、やはり実力はエスパルスの方が一枚上手なようで、それが左右両サイドから攻めだすようになると、エスパルスの攻撃はどうにも止められそうにない。

ヴェルディもいつまでも慎重にしててもしょうがないから右サイドバックの宮原和也選手が少し高い位置を取って(エスパルス鈴木選手周りを狙った相乗効果で)パスカットからショートカウンターを狙ったりするんだけど得点のにおいはあまり感じることができず。

エスパルスペースで試合が進んでいき、エスパルスが選手交代で乾選手を完全に左サイドに配置した直後、不運な形でヴェルディ森田晃樹選手がペナルティエリア内でハンドの反則を取られてしまい、後半18分、PKをチアゴサンタナ選手に決められてエスパルス先制。

後半18分 東京ヴェルディ0-1清水エスパルス

ここでエスパルスは5バックに移行。放り込まれるのが嫌だったのかな。でも、エスパルスは最終ライン上げようとしても前線がプレッシャーかけてくれないからなんとも中途半端な守備を繰り返すことに。また、5バックに移行したことでヴェルディのボランチやサイドバックへのプレッシャーがほとんど皆無に。ここでヴェルディは、裏へのパスで貢献していた林選手に変えて平智広選手を投入。足元につなぐのがうまい谷口栄斗選手が右センターバックに移動したことでより中へのボール回しが活性化。こういうときヴェルディはとにかくマークのきつい一番外からの攻撃を繰り返しがちなところあったけど、今日のヴェルディは一番外を見せておいて中から攻める賢さを見せる。真ん中辺で間に入って受けるのが得意な長谷川竜也選手も投入され攻め続けるヴェルディ。1点を守り切りたいエスパルスもチアゴサンタナ選手が5バックに入ったりしながら意地を見せ、高橋祐治選手のスーパーブロックなんかもあってヴェルディに得点を許さない。

アディショナルタイム8分表示も、ゴールを挙げることができないヴェルディ。

このまま終わりかと思われた後半49分、エスパルスは左サイドの縦パスをフリーで受けた神谷優太選手が、チアゴサンタナ選手も中にいたのでそのままゴールに向かってもよかったんだけどたぶん時間稼ぎを考えたのかちょっとした判断の遅れみたいなものがあった瞬間にヴェルディ3人で囲んで谷口選手がボールを奪取。中原輝選手に繋いだボールはこの試合狙い続けたエスパルス鈴木選手の裏に。ボールを受けてドリブルで持ち込む染野唯月選手。少しボールが離れたように見えたその瞬間、エスパルス高橋選手と交錯。PKの判定。最後の最後、土壇場についに最大で最高の得点チャンス到来!

キッカーはPK獲得した染野選手。決めればJ1、外せばJ2というプレッシャーのかかる場面。後半51分、蹴った。入った!追いついた!同点だ!

後半51分 東京ヴェルディ1-1清水エスパルス

引き分けでも昇格のヴェルディに対し、勝たなければ昇格できないエスパルスは442に戻して攻めようとするも時間切れ。奇跡の同点劇で、年間順位上位のヴェルディが16年ぶりのJ1昇格を決めました。

試合全体を見れば終始エスパルスが優位に展開していましたが、多くあったチャンスでシュートを枠に飛ばすことができなかったこと、右サイド偏重のバランスの悪い攻撃で効率が良くなかったこと、5バックに移行したことでヴェルディにボール保持できる余裕を与えてしまい(最大のストロングポイントであるサイド攻撃は封じてはいたものの)ショートパスというヴェルディの強みを引き出させてしまったこと、エスパルスの守備は前線とディフェンスラインがバラバラで統率されておらずヴェルディの脅威になり切れなかったこと、鈴木選手の裏を狙われ続けていたにもかかわらず5バックにしてもラインが変に浅かったりして最後まで対策しようともしなかったこと、などさまざまな理由で機能しきれず、お互い不運な形でのPKによる1点を分け合う結果となりました。

逆にヴェルディは、裏への走り込みなど徹底した戦術遂行意識が強く、また、エスパルス5バック移行に併せてヴェルディも戦術を変えるなどエスパルスをよく分析していた様子が見受けられ、この試合での勝利とはならなかったもののシーズン通しての見事な勝利を収める結果となりました。

来シーズンヴェルディはいよいよJ1を舞台とした戦いが始まります。相手は清水エスパルス以上の強豪ぞろいです。ヴェルディはJ1の中で一番下からのスタートになりますが、それでも、今日のように真摯に戦い続けることで最良の結果を得ることができると信じています。

来シーズン、今日以上の感動を与えてくれることを期待して。

 

マテウス 6.5 ビルドアップで貢献するも、あんまり出番なくやることほとんどなかったと思う。

宮原 和也 7.5 前半おとなしかったが後半は解禁されたのか積極的なプレー。攻守に存在感を見せた。

林 尚輝 8.0 圧倒的な制空権と抜群の読みでエスパルスを封印。林選手がいなかったら3点くらい失点してたかも。裏を狙うロングフィードも効果的だった。

谷口 栄斗 7.5 空中戦でも強さを見せた。エスパルスが5バックに移行してからは得意の楔パスでチームにリズムをもたらした。

深澤 大輝 5.5 中山選手、原選手を相手に豊富な運動量で対応。形勢不利もよく耐えた。

中原 輝 6.5 ボール渡しておけばとりあえず前に進んでくれるから助かる。一人だけだったからあんまり機能しなかったけど、いなかったらもっと大変だった。

森田 晃樹 7.0 前から後ろまでよくボールに絡んで試合に貢献。PK献上は不運だったけど、追いつけて本当に良かった。いつも言うけど、囮の動きができるようになればもうワンランク上になれると思う。

稲見 哲行 5.0 守備で気合入りすぎたのかバランスを崩しがちだった。攻め上がっても今日は十分な結果を残すことができず。

齋藤 功佑 6.0 守りの負担が大きかったと思うが攻めでも良いポイントを作っていた。シュートが枠に飛べばもっとよかった。

染野 唯月 7.0 下がって受けたとき球離れが遅れることがあってリズム崩しがちだったけど、前線から攻守に貢献。PKは決めたのもすごいけど、蹴るだけでもメンタルすごい。

山田 剛綺 6.5 やや実力不足は否めないけど、今日のヴェルディのサッカーは山田選手がいなかったら成り立たなかった。期待された役割を完璧にこなしてくれたと思う。

新井 悠太 5.5 エスパルスが外を封じていてヴェルディは外を囮に中から攻めていたのであまりボールに絡めなかったけど、外で我慢できて偉かった。

平 智広 5.5 あまりパスがちゃんと通らなかったけど、左利きのセンターバックがいることのメリットはあったと思う。長谷川選手との関係性が結構よさそうな感じ。

綱島 悠斗 5.0 ボランチ起用ながら攻めの時は最前線も期待されて大変そうだったけど、途中から上がることもできなくなってた。これからの選手。

山越 康平 6.0 左サイドバック起用ながら攻めの時は最前線でパワープレイ。自分でロングボール蹴ることもあったし誰かが途中でボール奪われて慌てて戻らなきゃならなかったりで大変そうだったけど、その時その時でそつなく役割を果たす。

長谷川 竜也 5.5 時間的なこともあってボールに絡む回数は少なかったけど、ヴェルディが中から攻撃できるようになったのは長谷川選手の力が大きかったと思う。いわゆる間受けがとてもうまく、ヴェルディにいてほしい選手の一人。もう少し早くヴェルディに来てくれてればもっとチームに馴染んだと思う。

城福 浩 7.0 よく分析された絶妙な采配でエスパルスを攻略。エスパルス右サイド攻撃への対処方法はよくわからなかったけど、ヴェルディの攻撃は監督の頭の中で想定した通りに機能したのだと思う。限られた戦力の中で最高の結果を出すことのできる最良の監督の一人。

政治 \ 多摩市議会

令和5年12月多摩市議会に向けて、一般質問の通告を行いました

12/1から開催される令和5年12月多摩市議会定例会に向けて、一般質問の通告を行いました。

1 クマなどの鳥獣被害対策について
クマなどの野生鳥獣による被害報告や目撃情報が全国各地で相次いでいます。多摩市でもムクドリやハクビシン、アライグマなどの被害に長年悩まされてきており、市でもその対策に苦心していることと思います。クマについてはここ多摩市での目撃情報は近年ないと思いますが、近隣市においてクマが目撃されていることもあり、山でつながっている多摩市としても決して他人事ではありません。市民の生命、身体及び財産を守るための対策について伺います。
1、 野生鳥獣の被害や目撃情報について、市はどのように把握分析していますか。また、全国的に被害目撃情報が増加していることや冬眠の時期が変化しているように見えることについて、どのようにお考えになりますか。
2、 多摩市では鳥獣被害についてどのように予防し対策を進めていますか。また、鳥獣被害防止の計画についてはどのように進めているのでしょうか。
3、 鳥獣被害と行政の責任について、どのような関係にあるのでしょうか。
4、 生物多様性を進める上で、人命保護のための個体駆除をも選択肢の一つに持つ鳥獣対策を矛盾と捉える人もいるかもしれません。考え方は人それぞれでいいのですが、多摩市としてはどのように考えを整理するのでしょうか。また、やむを得ずクマを駆除したとの報道がされたとき「クマを殺すな」といったクレームが自治体に殺到したとの前例があるようですが、多摩市でそのような意見が寄せられた時にはどのように対応していくのでしょうか。

2 認知症になっても住みやすい多摩市のために
65歳以上高齢者の4人に1人が認知症の人またはその予備軍ともいわれているわが国において、高齢化の進む多摩市においても特に在宅の認知症高齢者の暮らしをどのように支えていくかという視点が今後ますます重要となってきます。今般、健康福祉常任委員会においても認知症施策について行政視察を実施し、これからの多摩市に生かせるものがないか調査研究を行ってまいりました。その中で個人的に気になったものについて、多摩市の考えをお伺いします。
1、 多摩市での認知症高齢者の状況についてどのように把握分析していますか。データとしては例えば運転免許証の更新時などに認知機能検査も行われていると思いますが、何かしらの情報共有はされているのでしょうか。また、認知症の人や家族の視点を重視しながら共生と予防によって認知症になっても希望をもって日常生活を過ごすことのできる社会を構築するための認知症施策をどのように進めていますか。
2、 認知症高齢者が故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害した場合、その責任能力はどのように評価されるのでしょうか。また、認知症高齢者が責任無能力者としてその責任を負わない場合、その損害を賠償する責任を負うとされる家族などの監督義務者の範囲や責任、義務、また免責について、どのように考えられるのでしょうか。さらには、他人に被害を与えた認知症高齢者もその監督義務者も賠償責任を負わないとされる場合、その被害は誰が賠償もしくは補償するのでしょうか。万が一それを被害者が負担するということであれば、認知症高齢者との共生社会構築に向けて萎縮効果も懸念されると思いますが、市はどのようにお考えでしょうか。
3、 多摩市における成年後見制度の運用はどのような状況でしょうか。また、成年被後見人が事故等を起こしてしまった場合の責任能力、成年後見人の監督義務者としての責任や義務はどのように考えられるのでしょうか。

3 今後の介護保険制度の運営について
来年度には介護保険制度改定が予定されています。現在国において議論が進められているところだと思いますが、市の準備状況はいかがでしょうか。また、特に訪問系において人材不足が顕著となっている介護職員の確保をどのように図っていくお考えでしょうか。

4 サッカーなどスポーツを生かしたまちづくりについて
多摩市のサッカー文化は何十年もの歴史と歳月において多くの人の尽力により培われてきました。子どもたちには、大会で好成績を残すだけでなく、一人の人間として自立するための健全育成の機会として、また大人に対しても健康増進や地域の組織化、地域愛の醸成などアイデンティティの構築にも寄与しており、その影響は身体的健康面だけにとどまりません。これはサッカーだけでなく、ほかのスポーツにおいても同じことであり、少子化高齢化が進む多摩市において健幸まちづくりを進めるための宝の一つであると思います。スポーツを生かしたまちづくりの更なる推進に向けて、以下質問します。
1、 8月に北海道で行われた第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会において、多摩市で活動するFC多摩ジュニアユースが優勝の快挙を果たしました。その功績に対し市は具体的にどのような評価を行ってきましたか。
2、 11月に行われた第71回全国青年大会フットサルにおいて、多摩市で活動するムスタングFCが東京代表として出場し見事全国制覇の快挙を成し遂げました。この功績について、市は具体的にどのように評価しますか。
3、 お隣の町田市では地域のJリーグクラブがJ2リーグ優勝及びJ1リーグ昇格を果たし、大変な盛り上がりを見せています。町田市としても、補正予算を組んで有用なイベント開催が見込まれるスタジアムの環境整備や町田駅を中心にペデストリアンデッキなどを活用して地域経済活性化策を積極的に進めていくと伺っています。多摩市をホームタウンとするJリーグクラブも、通告時現在J1昇格プレーオフを控えている状況ですが、一般質問時には必ずやJ1リーグ昇格を果たしてくれていることでしょう。大きな地域経済活性化や発信力の向上、地域愛の醸成を見込むことのできるJリーグクラブコンテンツを最大限に生かすため、市はどのような施策をお考えでしょうか。また、多摩市内にJリーグ公式戦を開催できるような球技場を作ってほしいという市民の声が一段と大きくなってきたようにも感じられますが、市はどのようにお考えでしょうか。
4、 多摩市内のスポーツ施設環境について、特に人工芝グラウンドについてその量が近隣他市に比べても充足しておらず、市民の需要を十分に満たせていないように思われます。実際大人だけでなく多摩市の子どもたちもサッカーをする環境を求めて市外に流出しているケースが大変増えているのが現状です。また、人工芝グラウンドの利用料金が他市に比べると高額なのも子どもたちやその親にとって大きな負担となりかねない課題です。市内球技施設はナイター設備のない施設も多く、芝生化の進んでいない現実もあって、スポーツ施設の量・質ともにこれで健幸都市と言えるのか、と市民から指摘されることも少なくありません。市はこういった市民の声をどのように受け止めますか。また、子どもたちがサッカー環境を求めて市外に流出している現状をどうお考えになりますか。醸成が進みつつある多摩市のサッカー文化、スポーツ文化を守るため、積極的な施策を展開すべき時だと思いますが、市のお考えはいかがでしょうか、また今後どのような方針をお持ちでしょうか。

政治 \ 多摩市議会

令和5年9月多摩市議会に向けて、一般質問の通告を行いました

9/1から開催される令和5年9月多摩市議会定例会に向けて、一般質問の通告を行いました。

1 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する対応について
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が多摩市内の土地を購入したことに伴い、様々な報道も相まって、その動向に市民の関心が高まっています。基本的人権の尊重を基本原理とする日本国憲法は国民に信教や思想・良心、表現の自由などの自由権を保障し公権力による人権への制約を制限する一方、人権相互の矛盾・衝突を調整するための実質的な公平の原理である公共の福祉による制約があることを規定し、また国民の側にも人権を濫用してはならないことを要請します。国政の最高決定権としての国民主権を実現し民主的責任行政の確保が図られることで市民の生活が安心したものとなるよう期待し、以下伺います。
1、 現在およびこれからの世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の多摩市内における活動について、市はどのように把握しどのような対応をお考えでしょうか。また、6月議会の一般質問において、他自治体における条例化の事例や行政調査、行政指導といった対応も指摘したところですが、その後の検討状況についても伺います。
2、 平成8年の宗教法人オウム真理教解散命令事件において、大量殺人を目的として計画的組織的に毒ガスを生成した行為が宗教法人の解散事由にあたるとして出された解散命令が信教の自由を侵害するとして争われた際、最高裁判所は、解散命令などの宗教法人に関する法的規制が信者の宗教上の行為を法的に制約する効果を伴わないとしてもそこに何らかの支障を生じさせるならば、信教の自由の重要性に配慮し、規制が憲法上許容されるか慎重に吟味しなければならない、とした上で、宗教法人が法令に違反し著しく公共の福祉を害すると明らかに認められ宗教団体の目的を著しく逸脱した行為が明らかであり、宗教法人を解散しその法人格を失わせることが必要かつ適切であり、解散命令は宗教団体やその信者らの精神的・宗教的側面に及ぼす影響を考慮しても必要でやむを得ない法的規制である、として、司法は慎重な態度を最後まで崩すことはありませんでした。もし宗教法人の解散命令請求をしてそれが認められなかった場合、どのような影響があると考えられるでしょうか。また、所轄庁である文化庁も解散命令請求を検討していると聞き及ぶところですが、当事者でもある多摩市として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)についての解散命令請求についてどのようにお考えでしょうか。
3、 誤解を恐れずに言えば、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やその信者にも当然に人権が保障されなければなりません。憲法は自由の基礎法としての特質を持ち、その制定された目的は、国民の自由が国家権力によって不当に制限されることのないようにすることであり、また、基本的人権の尊重は自由主義の原理に基づくもので人が人として有する権利が国家によって妨害されないことを意味します。そのため、憲法は国民の自由を国家権力から守るという制限規範としての特質も兼ね備えています。人権の制限が認められるとしても、公共の福祉の観点から慎重に限定的行われる必要があります。私はこのような考えのもと憲法の趣旨を守ろうとしているのですが、やれ世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を擁護しているなどと揶揄されそしりを受けあらぬ疑いをかけられてこの話をネタに自民党を叩きたいだけのような批判を受けることも少なくなく、困惑しています。この問題は政局にするのではなく、現実的で建設的な議論を進めていくべきです。市長は人権とその制限についてどのようにお考えでしょうか。また、議員も権力側にいることを自覚し行動は慎重で抑制的であるべきと考えますが、議事機関としての議会を設置している多摩市としてどのようにお考えでしょうか。

2 スポーツ環境の整備について
猛暑が続く中、市民の健幸まちづくり実現のためには、熱中症対策やAED(自動体外式除細動器)の設置、ゲリラ豪雨対策を進めていく必要があると思います。市の取り組み状況について伺います。

3 新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルス感染症はいまだ猛威をふるっています。現在の市内の感染状況とその対策について伺います。

4 道路交通法改正と電動キックボード(特定小型原動機付自転車)について
7月の道路改正法により、電動キックボード(特定小型原動機付自転車)の活用が想定されるようになりました。多摩市でも実証実験を行うなど、歩道の充実や坂道の多さから関心の高いコンテンツだと思いますが、一方で安全性への懸念も指摘されているところです。市はどのようにお考えでしょうか。

5 物価高騰による市民生活の影響と環境保全について
1、 省エネエアコン及び冷蔵庫買換促進補助金は受付を終了しましたが、今後について、どのようにお考えでしょうか。
2、 置き配バックや宅配ボックスの設置を進めることのメリットは大きいと思いますが、市のお考えはいかがでしょうか。
3、 物価高騰と最低賃金の引き上げによる介護福祉事業者への負担は小さくありません。価格転嫁できない事業形態への支援が不可欠だと思いますが、市のお考えを伺います。

ご意見ご質問等ございましたら、きりきまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

政治 \ 多摩市議会

令和5年6月多摩市議会に向けて、一般質問の通告を行いました

6/9から開催される令和5年6月多摩市議会定例会に向けて、一般質問の通告を行いました。

1 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する報道を受けた市の対応について
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が多摩市内に土地を購入したとの報道を受け、市内でも様々な声を聴くようになりました。世界の憲法を見ると信教の自由が規定されていない国も多くありますが、日本国憲法では過去の経緯から思想・良心の自由や表現の自由に加えて信教の自由も明文化されており、法律の根拠に基づいた活動を求められる法治行政としてどのような対応をしていくのか、多くの市民が関心を抱いているところです。法律による行政の原理が求められている背景には、一つには行政権の濫用により市民の権利が不当に侵害されることを防いで自由を確保するという自由主義的な意義もありますが、また一つとして、行政権の行使に民主的なコントロールを及ぼそうという民主的責任行政の確保という意義も持ち合わせているはずです。内容的にも手続的にも適正な行政活動が実施されるとともに、様々な思いを抱く市民の気持ちに寄り添うことのできる多摩市行政が実現されるよう、以下伺います。
1. 人権は生まれながらにしてすべての人が持っている権利ですが、その裏には多くの人たちがまさに血と汗と涙を流して権力者から勝ち取ったという歴史があります。人権の中でも古くから主張されてきた自由権に含まれる信教の自由もまた基本的人権として尊重されるべきものです。市は自由権や信教の自由と憲法、また公共の福祉との関係についてどのようにお考えでしょうか。
2. 多摩市では世界平和統一家庭連合の活動についてどのように把握分析し、どのように認識されているのでしょうか。また、国や都とどのような連携を取っているのでしょうか。
3. 当該団体に対して、地方自治の本旨に基づき法律の授権において多摩市ができることをどのように整理されていますか。
4. 当該団体に対して、権力的でない行政活動により市民の不安の解消を図っていくことについて何かお考えをお持ちでしょうか。
5. 1998年のWHO執行理事会において、健康の定義にスピリチュアル(霊的健康)を含めることが検討されました。採択は見送られましたが、文化的宗教的背景もまた人の人生や健康に大きく影響を及ぼすとも考えられています。一方で宗教によりその人生や思想を歪められてしまうことがあるのも事実です。その場合支援や介入が必要になることもあるかと思いますが、市はどのようにお考えでしょうか。

2 健幸都市実現に向けた持続可能なスポーツ環境の整備について
自発的な参画を通して楽しさや喜びを感じることのできるスポーツは、自己実現や活力ある社会と絆の強い社会創りに大きく寄与するものであり、健幸まちづくりを掲げる多摩市において充実させ活用していくべき施策の一つです。これから部活動の地域移行が進められていく中で、より多摩市民が生涯にわたり地域でスポーツと親しめる環境をどのように整備していくか、市のお考えを伺います。
1. スポーツを楽しむためには、安全で身近なスポーツ環境の整備が欠かせません。スポーツ施設の運営について、市のお考えや現在の状況について伺います。
2. 休日の運動部活動など全国的に地域移行が進められていくと思いますが、多摩市の公立中学校における運動部活動の地域移行及び部活動指導員や外部指導員の活用について、進捗と今後の展開を伺います。
3. 新しい施設を整備することも必要ですが、学校に備わったグラウンドや体育館などの施設も非常に貴重な財産であり、それらをさらに有効活用できるよう整備していくことも大切です。今後の整備や運用について市や教育委員会のお考えを伺います。

3 新型コロナウイルス感染症対策について
感染症法上の位置付けが2類相当から5類感染症に移行した新型コロナウイルス感染症ですが、5類になったからと言ってウイルスの脅威がなくなったわけではありません。その後の新型コロナウイルス感染症の状況や対応について、市はどのように把握分析し、どのような対策をお考えでしょうか。また、5類移行による市民への影響について、どのようにお考えでしょうか。

ご意見ご質問等ございましたら、きりきまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

政治 \ 多摩市議会

令和5年3月議会に向けて、一般質問の通告を行いました

令和5年3月議会に向けて、一般質問の通告を行いました。

公衆衛生、コロナ、ワクチン、マスク、社会保障、公的扶助、児童福祉、医療的ケア児、ヤングケアラー、少子化対策、障害者福祉、高齢者福祉、介護保険、地域共生社会などについて、多摩市に質問します。

1 新型コロナウイルス感染症対策などの公衆衛生について
日本で初めて新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されてから3年が経過しましたが、昨年秋以降のいわゆる第8波のピークは過ぎたとみられるものの、いまだその流行は続いています。現在は集団免疫レベルが高まっているとも考えられるためしばらくは抑制傾向が期待できるかもしれませんが、免疫の減衰やウイルスの免疫逃避を考えると決して油断できるものではありません。また、今後国では新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが二類相当から五類へと移行されていく方針ですが、五類になったからと言ってウイルスの脅威が消えてなくなるわけでもありません。感染のリスクの大部分は、基礎疾患など病気を持つ人、高齢者、受験生、医療や介護の従事者を含むエッセンシャルワーカーが引き受けることになり、その流行が通常得られるはずの医療や介護を阻害することも想定する必要があります。公衆衛生の観点から今後の感染症対策について、市のお考えを伺います。
1. 新型コロナウイルス感染症への対応について、市の役割や支援の内容は今後どのようなものになっていくのでしょうか。
2. 今後のワクチン接種について、どのような支援策をお考えでしょうか。
3. うがい手洗い、換気、三密回避といった感染症対策について、その効果と今後の対応をどのようにお考えでしょうか。
4. マスク着用のメリットデメリットと今後の方針について、市の認識とお考えを伺います。また、小児へのワクチン接種や経口抗ウイルス薬などの現状もとらまえながら、学校現場における感染症対策について児童及び教員両方の目線からも対応を考えていく必要があろうかと思いますが、市はどのようにお考えでしょうか。

2 市民一人ひとりの生活を守る介護や福祉などの社会保障制度の構築について
終身雇用や企業による福利厚生、専業主婦や核家族といった標準世帯モデル、地域や親族等のつながりを前提としてきた日本の社会保障制度ですが、少子高齢化、就労形態の多様化や雇用慣行の変化、共働き世帯やひとり親家庭の増加など家族形態や地域の変化などにより、市民一人ひとりの生活を保護することが現実的に困難な部分も散見される状況ともなってきており、社会保障給付費増加への対応や安定的な財源確保策は喫緊の課題です。以下の分野について、今後の社会保障をどのように構築していくべきか、市のお考えを伺います。
1. 社会保障費の安定財源の確保について、世代間や世代内の公平性も考慮し現役世代も受益を実感できるような制度構築が必要だと考えます。市はどのような施策をお考えでしょうか。また、社会保障給付費の適正化について、どのようにお考えでしょうか。
2. 公的扶助について、適切な給付支援や就労可能な人への支援の考え方、生活困窮者に対する初期段階からの支援体制、就労支援策について、市のお考えを伺います。
3. 児童福祉における、保育体制の強化や質の高い幼児教育の実現、子ども家庭福祉分野の人材確保、医療的ケア児等への支援、ヤングケアラー支援体制、少子化対策と子ども子育て支援との関係について、市のお考えを伺います。
4. 障害者福祉及び高齢者福祉について、特に訪問系サービスにおける従事者の高齢化や人材不足への対策、介護DXの推進、原油・物価高騰への対応、感染症の流行による認定等制度利用における影響、地域共生社会の実現、保険者機能のあり方、ACPの概念について、市のお考えを伺います。

ご意見等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

なお、3月議会は3月1日開会予定です。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2019明治安田生命J2リーグ第28節 東京ヴェルディ対モンテディオ山形 味の素スタジアム

先週に続き50周年記念ユニフォームで戦うホームヴェルディ。味の素スタジアムには11月まで帰ってこないのでその前にホームで勝利をつかみたいところでしたがスコアレスドロー(0-0)となりました。

 

試合はほぼほぼヴェルディがボールキープするもシュートにはつながらず、山形のパワフルカウンターに吹っ飛ばされて上福元直人ゴールキーパーがぎりぎりで止めるという感じでした。

ヴェルディはボール支配していたものの、それは山形がハイプレスしなかったことと主に(アンカーに入った)佐藤優平選手の個人技によるところが大きく、チーム戦術としてボールが支配できていたと言えるかどうかは微妙な気がします。実際、山形がプレスをかけてきた後半25分くらいからの10分間程はヴェルディは手も足も出ない状況でした。夏の暑くて蒸す環境で山形との対戦を迎えたことはヴェルディにとって幸運だったかもしません。

プレスが少ない状況の山形は、5バックの両サイドをヴェルディ3トップのワイドに当ててきました。中盤4枚も中央に絞る形で守っていたため、ヴェルディのサイドバックがフリーとなり、ここもヴェルディにとって起点にすることができたのですが、ヴェルディの攻撃は山形守備陣が密集しているディフェンスラインと中盤の間へサイドから突進する形ばかりになっており、インサイドハーフがやや高すぎて山形のセンターバックにケアされてしまっていたこともあって、さすがにこれを崩すのは難しかったと思います。選手起用も影響したと思いますが、サイドから縦にえぐる形で(そのままセンタリングしないとしても)ディフェンスラインを崩すような戦略が乏しかったように感じます。

山形は普段ハイプレスをかけるチームなのに慣れない引いて守る戦術にしたのかなと思います。暑い中で賢い選択だと思いますが、慣れていないところが垣間見えてしまい、攻撃に連動性が欠けていたように感じます。攻撃時にはサイドハーフがもっと中に絞ってウイングバックを高い位置にもっていけるようなスペース作りができれば、1トップの孤立解消にもつながり、もっと脅威だったに違いありません。結果論ですが、ヴェルディはサイドバックや中盤が攻撃的で守備では2人しか守らないこともあったので、山形の攻撃が2人になっていたら耐えきれなかった可能性がぬぐえないところです。

今日は山形の引いて守る戦術により相手のボランチ手前や両サイドを起点にすることができたヴェルディでしたが、プレッシャーがかかってきたときにどうなるのかは未知数です。ただ、この試合ではトップにボールが収まることが以前に比べて増えてきたように感じるので、プレスをかけてくる相手に対してアンカーやセンターバックからトップに当ててワイドアタッカーやインサイドハーフが前を向くような展開もできてくれば戦術の幅が広がってくるのではないかと思います。あと、押し込まれたときに前後のバランスが悪くなる傾向があるので、相手のボランチあたりをよく観察して、クリアやこぼれ球を拾わせずヴェルディの攻撃(カウンター)に繋げる工夫も必要なのかなと思います。

暑い中でこちらも相手も計算が難しい試合が続くと思いますが、暑さも味方にして勝点を挙げていってほしいと思います。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2019明治安田生命J2リーグ第27節 東京ヴェルディ対鹿児島ユナイテッドFC 味の素スタジアム

今節からクラブ創立50周年の記念ユニフォームで戦う東京ヴェルディ。勝利をつかみたいところでしたが、劇的な試合展開は3-3のドロー決着となりました。久しぶりの観戦記です。(久しぶりの観戦過ぎて選手が誰だか曖昧だったので個別の選手評はありません)

 

試合序盤ヴェルディがボールを支配するもゴールになかなか向かわない。もたもたしているうちに鹿児島のカウンターをいくつかくらってPKとか見逃してもらいながら前半はスコアレスドロー。

それよりも突然の豪雨でスタンドは観戦客の大移動。屋根のある所にいてよかった。

後半に入り、フリーキックやらコーナーキックやらがうまく合わないなーという時間が過ぎて12分、ビルドアップの致命的なミスからボールを奪われ、持ち込まれてそのまま失点。東京ヴェルディ0-1鹿児島ユナイテッドFC

さらに後半29分、中盤のマークの緩さに加えサイドも空きだしたヴェルディは左サイドから展開されて中央、逆サイドと繋がれてフリーから押し込まれてまた失点。東京ヴェルディ0-2鹿児島ユナイテッドFC

しょうがないからビール飲み始めた後半40分、交代で入った河野広貴選手が右サイドからの展開を引き継ぎ左サイドペナルティエリア内を縦に進入しマイナスのボールにレアンドロ選手が合わせて1点返す。東京ヴェルディ1-2鹿児島ユナイテッドFC

さらに後半42分、ガラガラの鹿児島ディフェンスライン前のスペースから、こちらも交代出場の佐藤優平選手が試合前のアップでしつこいほど繰り返していたミドルからニアサイドへのシュートを試合で実現させてみせて同点。こういうのストーリーがあってかっこいい。東京ヴェルディ2-2鹿児島ユナイテッドFC

さらにさらに後半46分、浮き球で右サイド裏に抜け出しセンタリングからのこぼれ球を河野選手が押し込み逆転。東京ヴェルディ3-2鹿児島ユナイテッドFC

やけ酒が祝杯になるかと思いきや、後半48分、混戦から押し込まれ同点。東京ヴェルディ3-3鹿児島ユナイテッドFC

さらに軽率なプレーからPK献上。しかし鹿児島が枠を外してくれてここで試合終了。スペクタクルな試合です。危うくまたやけ酒に戻るところだった。

ヴェルディは組み立てたいのはわかるけど、グラウンド中央のゴールへの近道を使うつもりがなさ過ぎて、全体に悪影響が出てしまっているように感じます。普通は中から攻められないから外から攻めてボールを動かしたりディフェンスラインを崩したりするんだけど、ヴェルディの場合は始めから外ありきになってしまっていて、難しく考えすぎてサッカーの基本から外れているような。

後半に入り、鹿児島がアンカーにプレッシャーをかけてきたのと中盤がインターセプトを狙って前に出るのに比べてディフェンスラインがチャレンジしなさ過ぎて後ろに人を置くようになったことの二つの影響によりディフェンスラインの前にスペースができて、この試合のヴェルディのストロングポイントになったインサイドハーフの位置で基点ができたため、ヴェルディのサイド攻撃が前半よりも深くなおかつ内側で機能し始めたのがヴェルディが盛り返した理由だと思います。ぶっちゃけヴェルディの失点(鹿児島のショートカウンター)はアンカーよりもサイドバックやセンターバックからでアンカーはうまくいなしてたので、鹿児島はアンカー狙うんじゃなくて、前半と同じようにフォワードがヴェルディのセンターバックとアンカーの辺りのスペースを適当につぶしてボランチはインサイドハーフのスペースつぶしてヴェルディのサイドバックに狙いを絞った方が良かったと思います。

ヴェルディは今日のようにインサイドハーフの位置に基点を作ろうとするのは難しいと思うので、もう少し前後のパスも加えることで中央を見せられればサイドでの基点づくりが成功し、攻撃も機能してくると思います。そのためには、サイドでただ一人開いているだけではなくて、そこを基点にコンビプレーができるような準備をパスを回しているときからもう少し早めに行えるといいのかなと思います。

ヴェルディの守備については、今日の試合に関しては鹿児島が球離れ早く展開したせいもあるのですが、とにかくファーストティフェンダーがはっきりしなさすぎるのは問題だと思います。あんまり前でボールを奪うというよりちゃんと跳ね返すような守備を目指しているのかなと思いますが、そのためにはパスの出どころをどれだけつぶせるかも重要な要素です。

個人的にはサッカーはミスのスポーツだと思うので、ミスがあること前提で、それをどうやってカバーするかとかどうやってミスの影響を小さくするかとかの戦術も大切だと思っています。ミスのないサッカーは理想だと思いますし目指すべきだとは思いますが、今のヴェルディは少し偏り過ぎているような。スペクタクルで、なおかつ勝つことのできる、現実的に強いヴェルディを期待して。

政治 \ 多摩市議会

平成30年12月議会一般質問通告書

12/3から始まる平成30年12月多摩市議会に向けて、質問通告しました。

きりきの一般質問登壇は、12/6(木)11時頃(2番目)の予定です。

 

  • 多摩市の障害福祉と介護について

障害福祉制度における「障害」及び「障がい者」に関する対象規定は、個々人に応じて必要となる様々なサービスを提供するために対象者を特別視するという側面があり、一方でそれが障がい者に対する「差別」「偏見」「スティグマ」といったマイナスイメージを生み出している部分もあります。そこで近年では障害を「個性」「文化」として障がい者福祉の価値観を見直し、障害のある者と障害のない者といった対立概念ではなく、単なる文化やコミュニティの違いであると考える動きもあります。障害を「個性」や「文化」として捉える見方は国際障害分類から国際生活機能分類へと概念が変わったことと同じく、これまでの自己否定的なイメージを変化させ、障がい者自身の前向きな姿勢や肯定的な生き方を生み出し、生きる意欲、自立への動機づけを強化する可能性を生み出してきた点で重要なものであり、さらに、障がい者に関する課題を一般市民の生活とは別の特別な課題として捉えるのではなく、一般市民が通常関心を持つ生活の課題の中に位置づけることの必要性を強調した点で、それらの課題に取り組もうとする市民の意識を大いに高めることも期待されるものです。

このように障害を「個性」や「文化」として捉える視点は大変意義深いものですが、現実には、いくら「個性」を強調しても、障害から生じる日常生活の困難さは頑として存在しています。「個性」や「文化」を強調することによって、逆に必要な支援を見えにくくするという問題も大きくなることが懸念されるところです。

障がい者の社会参加を乏しくしている原因を社会的環境に捉え社会を変えていくアプローチとともに、障がい者個人個人に応じた特別な支援を提供することで社会参加を容易にするためのアプローチもまた充実させていくために、以下質問します。

  • 障がい者に関する必要な支援は個人差が大きく、また技術の進歩による新たな支援が創出されることもあり、障害福祉は幅広い分野を柔軟に対応する必要があります。また、こうした援助活動は「唯一の正解」が見出しにくいもので、様々な形で倫理的ジレンマを引き起こしやすいものです。障がい者自身の生活のためにも、それを支援する介護福祉の現場にいるものを支援する意味においても、より広範囲をフォローできる支援体制を多摩市として築いていく必要があると思います。制度による違いもあり対応に悩むことも多いかと思いますが、多摩市においては、それらの課題をどのように分析し対応をお考えでしょうか。
  • 障がい者も65歳を過ぎると介護保険制度の対象となり、それまでとは異なる制度による支援を受けることになります。障害者総合支援法など障がい者福祉の法制度と介護保険制度の切り替えによって、どのような変化が想定され、その対策をお考えでしょうか。
  • 地域で福祉を充実させていくためには地域包括支援センターの役割を欠かすことはできないものですが、これからは地域包括支援センターにおいても障害分野の支援が求められるようになるのでしょうか。またその場合、地域包括支援センターの位置づけやその役割における課題をどのように分析されていらっしゃいますか。

 

2、子どもたちのスポーツ環境の整備について

少子化が進む現代ですが、少子化だからこそ多くの大人たちが関与して子どもたちの健全育成を見守っていくことができる時代です。一方で、少子化・核家族化という変化の中で「子育てに正解があるはずだ」「子育てで失敗は許されない」と悩む親の思いもあり、支援を欠かすことはできません。子どもたちが自己肯定感と共にのびのびと成長するために、失敗から学び、また仲間集団の形成を経験することができるスポーツという要素を子育て支援環境に有効活用していくことはこれからの社会において重要なものであると考え、以下質問します。

  • 子どもは小さな大人ではありません。人間が成長する過程は、単に小さいものが大きくなっていくといった単純なものではなく、また、人間の器官や機能の発達速度はアンバランスであり20歳前後でようやくバランスのとれた状態になるとされています。したがって、それぞれの子どもたちのそれぞれの発育発達段階に応じた経験や刺激が必要であり、それらを適切に支援することで健全な成長を促すことができます。また、ある課題に対して吸収しやすい時期としにくい時期があり、もっとも吸収しやすい時期にその課題を与えていくことも大切です。適切な支援を連続的に受けられる体制作りが求められるところですが、市のお考えを伺います。
  • 今年の夏は猛暑による被害を多く聞かれた夏でしたが、これから寒い冬を迎えるにあたり、どのようなリスクを想定し対策をお考えでしょうか。
蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2018明治安田生命J2リーグ第29節 東京ヴェルディ対大分トリニータ 明治安田生命DAY 練馬区サンクスマッチ 味の素スタジアム

現在6位とプレーオフ圏内につける東京ヴェルディ。今日の相手は2位の大分トリニータ。ホームの上位対決で弾みをつけたいところでしたが、0-0の引き分けに終わりました。

 

試合は大分ペースで展開。3バック、1アンカー、2トップの大分に対しヴェルディのディフェンスラインが大混乱。両ワイドに選手がいるのでサイドバックが対応しようとすると、中がセンターバック2枚とフォワード2枚になり余裕がなくなってしまうのです。

仕方がないのでフォワードのはずの藤本寛也選手を最終ラインまで下げて数で対応するヴェルディディフェンス。しかし中盤はアンカーシステムの3枚のままだしそれでも佐藤優平選手は右に流れてるしドウグラスヴィエイラ選手は真ん中に残ったままだし泉澤仁選手は左サイドを主戦場にしているし、誰かが間違ってるんだけど誰が間違ってて誰が合ってるのか外から見ててもわからないほどの混乱ぶり。

そうすると、本来藤本選手が守っているはずの場所にいる大分の左センターバックがいつでもフリーに。ヴェルディが慌ててスライドすると今度は右サイドに歪が。前半の大分の狙いは、フォワードの走り込みとこれ。ギャップのできた右サイドに右センターバック、右ワイド、右ハーフ、フォワード、時にはアンカーまで絡んで4人(もしくは5人)で突破を試みる。ヴェルディは泉澤選手が引っ張られてしまっているので左サイドバックの奈良輪雄太選手と左ハーフの梶川諒太選手と左センターバックの平智広選手の3人しか人が割けない。サイドが突破されるも最後の最後で中央のマークを外さなかったヴェルディは何とか大分の攻撃を耐え忍んでいく。

大分が攻め込んでいるのでカウンターが効果的なのですが、ヴェルディはカウンターというと一気にフォワードに繋ぐことばかりが優先されてしまっていて、そこが完全に大分に対応されてしまっていたのでカウンターを発動することもかないませんでした。大分のディフェンスはボールのところと最終ラインのところの2か所だけだったので、ベルギー代表とかフランス代表みたいに中盤で一旦起点を作るカウンターだったらうまくいくと思うんだけど、残念ながらこれはワールドカップじゃなくてJ2リーグだった。

そういうわけで、前半終了間際にヴェルディが少し攻め返すところはあったけどだいたい大分が攻め込む展開が続いて前半はスコアレスドローのまま終了。東京ヴェルディ0-0大分トリニータ

後半に入り、ヴェルディは混乱していたシステムを修正。右サイドの藤本選手をはっきりと右サイドバックに落とし5バックシステム。中盤はアンカーシステムの3枚。フォワードに2枚。これでとりあえず最終ラインはマークが明確化し、落ち着きを取り戻しました。

個人的には、大分の2トップに対し井林章選手と平智広選手の両センターバックとアンカーの内田達也選手が対応して、藤本選手を前に出すのがセオリーだと思います。特に藤本選手のドリブルは前半から大きな武器になっていたため、できることなら藤本選手を前線近くに残したかったはず。また、大分の3バックに対し2トップで追いかけるのは無理があるため、大分の攻撃の起点となっていたパスの出しどころが止めきれない可能性も拭い切れません。ダブルボランチにすれば大分のインサイドハーフにもピッタリはまり対応できます。しかし、ヴェルディの狙いは違いました。内田選手を中盤に残すことで前半に何度か使われていたデイフェンスラインと中盤のスペースを埋めることと、あえて大分のセンターバック、更にいうなら左センターバックの選手にボールを持たせる選択をしたのです。

大分の左センターバックの選手が、例えば逆サイドに展開できたり、ドリブルで持ち出したりできていたら全然違った展開になったと思いますが、基本的にはプレッシャーがあまりなくても近くの味方へパスを渡したがる選手。しかし、周りはマークでびっちり。ボールを持っている本人がフリーという事は、逆に言うと、自分以外のチームメイトは数的不利な状況になっているということ。そこにパスを打ち込もうというのですから、結構難儀な話です。そういうわけで、大分の攻撃はことごとくヴェルディのインターセプトにあい、形にならなくなりました。

また、ヴェルディの攻撃も、単にドウグラスヴィエイラ選手に慌てて繋ぐのではなく、一旦中盤でパスをつなぐようにしました。大分の守りも中盤は基本的に3枚だけなので、中盤のスペースはあります。梶川選手が効果的に飛び出すことで三角形のパスコースが生まれ、後半のヴェルディは守備でも攻撃でもリズムを作り出すことに成功。試合はヴェルディのものです。

しかし、サッカーと言うのは自分たちと相手のゴール数を競うスポーツ。得点を挙げることができなければどれだけいい試合をしても勝つことはできません。キーパーのビッグセーブもありましたが、もう少し早いタイミングでシュートを打った方がよかったかな。

アランピニェイロ選手が入って541にシステム変更、最後は李栄直選手を入れてパワープレーに持ち込もうとするも不発。

結局スコアレスドローのまま試合終了。東京ヴェルディ0-0大分トリニータ

ヴェルディは後半の建て直し策がズバリはまって相手の弱点をつきながら試合を優位に進められたので、なんとか勝ちたかった試合。ただ、大分のフォワードが中盤の守備を助けに来てたらどうなってたかわからなかったし、左センターバックからのパスが供給されていたら負け試合だったと思う。そういう意味でも賭けに勝ったのだからやはり勝ち切りたかった。

大分は丁寧に外から攻めようとし過ぎ。そういうときも必要だけど、ゴール前でフリーのフォワードがいるときはさっさとシュートまで持ち込んだ方がいいと思う。チャンスの神様はいつまでも待っていてはくれないらしいから。

 

上福元 直人 8.0 クロスにことごとく反応。シュートに対しても抜群のキャッチング力で相手の連続攻撃を未然に防いだ。

井林 章 7.0 かなり攻め込まれていたが、最後の最後ゴール前マークを外さなかった。ライン統率にもかなり気を使っていた様子。

平 智広 6.0 中途半端な戦術の中体を張って対応。ただ、センターバックとしてサイドに出ていくなら確実に止めたいところ。チームがパワープレーに出たときキックがキーパーに直接キャッチされてしまったのは残念だった。

田村 直也 5.0 守備面では確実なカバーで貢献。藤本選手のポジションを下げたのは田村選手の指示なのかな(チーム戦術っぽくなかった)。ビルドアップのパスミスが多かったのは課題。

奈良輪 雄太 5.5 攻守に貢献し、終盤には得点のチャンスも。数的不利の中攻められ続けて大変だったと思うけど、少し簡単に裏を取られ過ぎたきらいがある。あと、ファーストタッチが悪すぎるのは何としても改善してほしい。

内田 達也 6.0 前に出るのか下がるのかはっきりしないことがあるけど、全体的にはよくスペースを埋めていた。後半の左サイドへのロングパスは見事だった。

佐藤 優平 5.5 前半右サイドに引っ張られ過ぎていてどうなるかと思っていたけど、後半に入り徐々にボールに絡みだした。ヴェルディのあのポジションにはシュートも期待したい。個人的にはあのフリーキックはゴールしづらいと思う。もう少し回転数を落とした方がいい結果が出る気がする。

梶川 諒太 7.5 攻撃はかならず梶川選手を経由していく。動きながらの攻撃なのでなかなか相手も止めきれないだろう。技術があるのでもうワンテンポ早くシュートできれば簡単にゴールできそうな気がする。

泉澤 仁 6.5 よく裏を狙って走っていた。ボールが出てこなかったが、続ければ必ず得点に繋がるはず。ヴェルディは1トップなので、自分が生きるだけでなく1トップと絡む動きも増やしてほしい。

ドウグラス ヴィエイラ 6.0 前半は孤立し過ぎていてボールも収まらなかったが、徐々に力を発揮し始める。うまくスペースを作っているから、空いたスペースを使える選手を同時に起用してあげたい。

藤本 寛也 5.5 役割がよくわからなかった。あれだけドリブルが効果的だったのだから、もっとチームのために自分のドリブルができる環境を試合の中で作っていっていいと思う。

アラン ピニェイロ 6.5 ポジションは右ハーフだったと思うが、攻撃時素早く攻め上がり前線でドウグラス選手と連携してチャンスを演出。

李 栄直 5.0 パワープレー要員だったと思うが機能しなかった。時間も短かったからしょうがない。

ミゲル アンヘル ロティーナ監督 7.0 大混乱だった前半から見事にチームを立て直した。ただ、攻撃に関してはアイデアが少なかったと思う。ドウグラス選手が動いてできたスペースをどう使うか、ここにもっと重点を置いた方がよかったような気がする。