蹴球 \ サッカー日本代表

FIFAワールドカップカタール大会2022 日本代表対スペイン代表 ハリファ インターナショナル スタジアム

勝てば決勝トーナメント進出、負ければグループリーグ敗退、とある意味わかりやすい形になったグループリーグ最終戦対スペイン代表戦。引き分けのときは条件がちょっと複雑でめんどくさいのであまり考えないでいきましょう。

試合は、前半先制を許すも、後半2得点をあげて逆転した日本代表が2−1でスペイン代表に勝利!
ドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と強豪ひしめくグループリーグを首位で勝ち抜け、見事決勝トーナメント進出を決めました。

さて、キックオフ。

433システムで圧倒的ボール支配率を見せつけるスペイン代表。対する日本代表は541でんでんむし作戦。とにかくスペイン代表のアンカーとワイドにボールを入れさせないことを徹底しながら粘り強くチャンスを狙う。

と思ってたら早速失点。
前半11分、パスをつながれ連続攻撃を許した日本代表は吉田麻也選手と板倉滉選手の連係ミスもあってスペイン代表にヘディングゴールを許し、予定より?早く追いかける展開に。
日本代表0-1スペイン代表

戦術を変えない日本代表と焦る必要のないスペイン代表の試合は大きな動きを見せることなく時間が経過。
日本代表はスペイン代表のセンターバックからアンカーへのパスコースを前田大然選手が切ってるんだけど、
それでもアンカーにパスが入ることがあって、その時日本代表ボランチの一人がアンカーに寄るからどうしてもスペイン代表の逆サイドのインサイドハーフが浮いてしまう。
ときどきスペイン代表の1トップも中盤に降りてきたりするので中盤は多勢に無勢でスペイン代表優勢。

ただ、幸運もあって、スペイン代表は早い時間に先制したからかなんとなくのんびりモードになり、センターバックが持ち上がらないでいてくれるのです。先制点の時もセンターバックがボール持ち上がっていたわけだし、スペイン代表センターバックが持ち上がらないでいてくれたのは日本代表にとって本当に幸運だったと思う。

その後前半の半分くらいから日本代表は3バックがかわりばんこに前へと出てくるようになり中盤に加勢。
のんびりスペイン代表は空いたスペースを使って先手を取るもワイドへの展開を封じられていることもあって足元へのパスが多くなり、日本代表がインターセプト成功からショートカウンター(失敗)とリズムを作り出し始めたところで前半終了。
日本代表0-1スペイン代表

前半の健闘はハーフタイムの選手交代でさらに攻勢を強め日本代表は早速結果を出すことに。

後半3分、前田選手の追い込みからのスペイン代表のわずかなミスを見逃さなかった伊東純也選手がヘディングで競り勝つと、堂安律選手が絶妙トラップから左足ミドルを突き刺して同点!
日本代表1-1スペイン代表

さらにそのわずか142秒後の後半6分、キーパー権田修一選手のロングキックを伊東選手が収め、田中碧選手から堂安選手に繋がってゴール前に送られたボールはいったんは逆サイドに流れるも、ゴールラインぎりぎりで三笘薫選手が折り返して田中選手が押し込み逆転!
日本代表2-1スペイン代表

ゴールラインを割ったとセルフジャッジしてプレーを止めたスペイン代表に対し足を止めなかった三笘選手と田中選手(と前田選手)の頑張りが逆転ゴールに繋がりました。

その後攻勢を強めるスペイン代表に対し、ワイドを抑える守りをさらに徹底する日本代表。
スペイン代表はティキタカで中から攻めるイメージ強いけど、実際は中攻めてから外に繋いで最後に中で仕留めるパターンが多い。中から攻めるときはボールを受ける選手がゴールに背を向けていることが多いけど、外から攻めるときはゴール方向を向くことができるので攻撃が比較的楽ちんになるのです。

そんなこんなで攻め手を欠き、三笘選手と伊藤選手の連係ミスからスペイン代表アセンシオ選手(いつもやられてる)に強烈シュートを許すも、所属の清水エスパルス癖か失点0には抑えられないけど2点目は許さないキーパー権田選手が鉄壁のセーブを見せる。

ディフェンス陣もコスタリカ代表戦の反省を生かして集中を切らさずしっかりクリアも徹底。

コスタリカ代表戦ではいまいちだった守備面でもこの試合では貢献した三笘選手がウイングバックを覚えたのは所属のブライトンでの経験みたいだし、ワールドカップ初出場の谷口彰悟選手が意外と機能してビルドアップでも起点になれたのも所属の川崎フロンターレで似たようなサッカーに慣れてたからかなと思うし、所属クラブでの経験を個々の選手がいかんなく発揮して最後まで守り切った日本代表が逃げ切って勝利!
日本代表2-1スペイン代表

代表としての積み重ねが生かされた感じじゃないのがいいのかどうかは評価分かれると思うけど、ドイツ代表戦はアタッカーだらけの選手起用になって、スペイン代表戦はセンターバックだらけの布陣とか、森保一監督の柔軟性は一定程度評価されるものかなと思います。

また、コスタリカ代表戦ではいまいちフィットしなかった交代起用がドイツ代表戦とスペイン代表戦では抜群の結果を残したことも大きかった。

三笘選手の先発を期待する声もあるけれど、途中から違いを見せつけた方が相手チームは嫌かなと個人的には思います。

堂安選手は相手が守備をセットしてる状態だとプレーやり切れない傾向があるので、少しごちゃごちゃしてきた後半に出場したほうが活躍できるような気がしてます。

ちょっと心配なのは浅野選手。2戦目3戦目動きが重いです。この試合も出場5分でバテてたし。初戦で点取ったことで自分を見失ってるような。自分に何ができて何ができないのかわからなくなってるような感じがします。

戦前の予想を覆しグループリーグを首位で突破した日本代表。

次戦は12/5(月)24時(12/6(火)0時)から、決勝トーナメント1回戦、対クロアチア代表戦です。

勝てば日本サッカー史上初のベスト8。

頑張れニッポン!

蹴球 \ サッカー日本代表

FIFAワールドカップカタール大会2022 日本代表対コスタリカ代表 アフメド ビン アリー スタジアム

大会前、今日の相手のコスタリカ代表にはどうにか勝って、1勝2分で予選突破、なんて考えてたらまさかの日本代表初戦ドイツ代表に勝っちゃって、選手スタッフだけじゃなくてサポーターもマスコミもコスタリカ代表は勝てる相手だと思い込んでしまったような、そんな雰囲気のまま0-1で敗戦したこの試合。
もともと勝てなくても不思議じゃない相手だったし、もちろん勝っても不思議ではない試合でもありました。

さて、キックオフ。

442で守り、攻撃する時は433にシステムを変えて試合を優勢に進める日本代表。しかし541でコンパクトにブロックを敷くコスタリカ代表相手にいまいちボールを運びきれない。
日本代表はサイド攻撃比較的得意なんですが、コンパクトな541は外から単純に攻めてもあんまり隙間できにくかったりするんですよね。

一方のコスタリカ代表も前節のスペイン代表戦0-7ショックの影響かあまりサッカーになっていなくて、日本代表の左サイドバック長友佑都選手の裏を狙ってるんだろうなという感じはあったものの、そこは左サイドハーフの相馬勇紀選手がうまくバランスをとって対処していて、コスタリカ代表の左サイドはそれなりにテンポよくボール回るものの狙いがあるという感じでもなくそのまま右サイドまで流れて行ったりして、何かよくわからないまま何となく時間が経過していく。

日本代表はとにかくボールが動かせなくて、困ったな、どうしよう、我々が勝つはずなのになかなか点取れそうにない、そうだ、こういうときはドイツ代表戦のときうまくいった作戦で、みたいな感じで前半途中から3バックに移行。

というか、みんなあんまり調子よくなさそうで、攻撃で何とか機能してたのが吉田麻也選手と山根視来選手と相馬勇紀選手(ドリブルで抜くまでは)だったから、その3人をバランスよく配置してゴール前までボール運んでシャドーの鎌田大地選手か堂安律選手の決定力でドカン、みたいな作戦だったのかな。

まあ相手のあることだしそんなにうまくいくこともなく前半終了。
日本代表0-0コスタリカ代表

後半も3バックで戦う日本代表。しかし、とにかくボールが動かない。守田英正選手が少し下がってリズムを作るもののチーム全体として縦パス裏パスが少なすぎてコスタリカ代表の5バックを崩せない。

後半17分、切り札の三笘薫選手を投入。またドイツ代表戦に倣って大博打のウイングバック起用。でも2匹目のドジョウはいなかった。

後半22分には伊東純也選手をインサイドハーフで投入。あれ、いつもはワイドじゃなかったっけ。

やってないことやり続けた日本代表は次第にボロが出て、後半36分にミスから失点。
日本代表0-1コスタリカ代表

その後もそれほどボールがちゃんと動くことなく、そのまま試合終了。
日本代表0-1コスタリカ代表

なんで後ろ余ってたのに最後吉田選手上げてパワープレーとかすらやらなかったんだろう。

今までやり続けたハイプレスからのショートカウンターは全然発動しなかったし、今まであんまり出てない選手とかやってないポジションに選手配置するし、そもそも3バックシステム自体あんまりやってなかったものだし、柔軟と言えばそうなのかもしれないけど、今まで4年間かけて何を準備してきたのかなとちょっと疑問も残ります。

少し難しいなと思ったのは、コスタリカ代表戦だけは他の2試合と違って勝つための戦術や選手起用を大会前に考えていたはずの試合だったってことと、この時点ではこの試合勝っても結局次のスペイン代表戦に負けると予選落ちの可能性もあったってところかな。すべてを尽くしてコスタリカ代表に勝つ、という感じにはなりづらかった。

とりあえず日本代表の選手は、インプレー中に悔しがったりしてないでボールから目を離さず追いかけ続けた方がいいです。あと、パスを出したら走る、攻守の切り替えを早く、といった基本に忠実になってほしい。

次はグループリーグ第3戦最終戦、12/1(木)深夜28時(12/2(金)4時)から対スペイン代表戦。

勝てば予選突破です。わかりやすい。

頑張れニッポン!

蹴球 \ サッカー日本代表

FIFAワールドカップカタール大会2022 日本代表対ドイツ代表 ハリファ インターナショナル スタジアム

こんなことってあるんですね。サッカーって不思議だし面白い。
我らが日本代表は強豪ドイツ代表に先制を許すも逆転勝利をおさめ、見事ワールドカップ初戦を飾りました。

さて、キックオフ。

いつもの4231システムで前半スタートする日本代表。
ハイプレスからのショートカウンターからチャンスは作り出すものの
試合はほぼほぼドイツペース。特に左中盤に入った久保建英選手の後ろのスペースをドイツ代表に突かれ
そのスペースを田中碧選手が埋めに行き、その空いたスペースを遠藤航選手が埋め、
その空いたスペースを埋めようとした右サイドの伊東純也選手と酒井宏樹選手の連係ミスもあってピンチの連続。

いつもの日本代表は外は前線が頑張るか諦めて放っておくんだけど、さすがにドイツ代表は外から確実に日本ゴールに突進してくるのでちょいまずい。
所属の清水エスパルスがJ2降格で就職活動中?の気合抜群ゴールキーパー権田修一選手を中心によく守るも
前半33分PKによる1失点を喫して前半は終了。
日本代表0-1ドイツ代表

ドイツ代表の攻撃時4バックのうち左サイドバックだけ高いポジション取る左右変則システムを久保選手の攻撃力で何とかつきたいけど
その前にこちらの守りを何とかしないと、と思いながら後半、日本代表は久保選手を冨安健洋選手に代えて3バック、というか、2ボランチのままの3トップに移行。

これでマークの相手が明確に。
中からの攻撃も怖いけど、森保監督はドイツ代表のボランチ2人を遠藤選手と田中選手で抑えられると賭けたんだと思う。
結果、ドイツ代表のボランチが前後にポジショニングするので遠藤選手の1ボランチみたいになったけど賭けには勝った感じ。
今の日本代表って、意外と中中の攻めに強いんですよね。

逆に中盤にスペースができることにもなり、ドイツ代表の運動量の減少も相まって日本代表は最終ラインからパスを繋ぐこともできるように。
ときどき危なっかしい守備を見せる交代出場のウイングバック三苫薫選手が意外にはまりだしてドリブルから交代出場の南野拓実選手のシュートに繋がり、
こぼれ球に交代出場の堂安律選手がつめて後半30分に同点!
日本代表1-1ドイツ代表

さらに後半38分、シュートの意識高い交代出場の浅野拓磨選手がディフェンスラインからのフリーキックにドイツ代表のラインコントロールが効かないところを抜けだして、角度のないところから豪快な逆転弾!
日本代表2-1ドイツ代表

最後はドイツ代表も猛攻を仕掛けるも決定力を欠き、日本代表が見事な勝利!
試合終了 日本代表2-1ドイツ代表

グループリーグ突破とベスト8(決勝トーナメント1回戦の勝利)に向けて最高の船出となりました。

冨安選手と酒井選手の怪我の具合が気がかり。

次はグループリーグ第2戦、11/27(日)対コスタリカ代表
スペイン代表に0-7と大敗して意気消沈しているであろうコスタリカ代表を相手に、しっかりと勝利に結び付けてほしいものです。

頑張れニッポン!

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2019明治安田生命J2リーグ第28節 東京ヴェルディ対モンテディオ山形 味の素スタジアム

先週に続き50周年記念ユニフォームで戦うホームヴェルディ。味の素スタジアムには11月まで帰ってこないのでその前にホームで勝利をつかみたいところでしたがスコアレスドロー(0-0)となりました。

 

試合はほぼほぼヴェルディがボールキープするもシュートにはつながらず、山形のパワフルカウンターに吹っ飛ばされて上福元直人ゴールキーパーがぎりぎりで止めるという感じでした。

ヴェルディはボール支配していたものの、それは山形がハイプレスしなかったことと主に(アンカーに入った)佐藤優平選手の個人技によるところが大きく、チーム戦術としてボールが支配できていたと言えるかどうかは微妙な気がします。実際、山形がプレスをかけてきた後半25分くらいからの10分間程はヴェルディは手も足も出ない状況でした。夏の暑くて蒸す環境で山形との対戦を迎えたことはヴェルディにとって幸運だったかもしません。

プレスが少ない状況の山形は、5バックの両サイドをヴェルディ3トップのワイドに当ててきました。中盤4枚も中央に絞る形で守っていたため、ヴェルディのサイドバックがフリーとなり、ここもヴェルディにとって起点にすることができたのですが、ヴェルディの攻撃は山形守備陣が密集しているディフェンスラインと中盤の間へサイドから突進する形ばかりになっており、インサイドハーフがやや高すぎて山形のセンターバックにケアされてしまっていたこともあって、さすがにこれを崩すのは難しかったと思います。選手起用も影響したと思いますが、サイドから縦にえぐる形で(そのままセンタリングしないとしても)ディフェンスラインを崩すような戦略が乏しかったように感じます。

山形は普段ハイプレスをかけるチームなのに慣れない引いて守る戦術にしたのかなと思います。暑い中で賢い選択だと思いますが、慣れていないところが垣間見えてしまい、攻撃に連動性が欠けていたように感じます。攻撃時にはサイドハーフがもっと中に絞ってウイングバックを高い位置にもっていけるようなスペース作りができれば、1トップの孤立解消にもつながり、もっと脅威だったに違いありません。結果論ですが、ヴェルディはサイドバックや中盤が攻撃的で守備では2人しか守らないこともあったので、山形の攻撃が2人になっていたら耐えきれなかった可能性がぬぐえないところです。

今日は山形の引いて守る戦術により相手のボランチ手前や両サイドを起点にすることができたヴェルディでしたが、プレッシャーがかかってきたときにどうなるのかは未知数です。ただ、この試合ではトップにボールが収まることが以前に比べて増えてきたように感じるので、プレスをかけてくる相手に対してアンカーやセンターバックからトップに当ててワイドアタッカーやインサイドハーフが前を向くような展開もできてくれば戦術の幅が広がってくるのではないかと思います。あと、押し込まれたときに前後のバランスが悪くなる傾向があるので、相手のボランチあたりをよく観察して、クリアやこぼれ球を拾わせずヴェルディの攻撃(カウンター)に繋げる工夫も必要なのかなと思います。

暑い中でこちらも相手も計算が難しい試合が続くと思いますが、暑さも味方にして勝点を挙げていってほしいと思います。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2019明治安田生命J2リーグ第27節 東京ヴェルディ対鹿児島ユナイテッドFC 味の素スタジアム

今節からクラブ創立50周年の記念ユニフォームで戦う東京ヴェルディ。勝利をつかみたいところでしたが、劇的な試合展開は3-3のドロー決着となりました。久しぶりの観戦記です。(久しぶりの観戦過ぎて選手が誰だか曖昧だったので個別の選手評はありません)

 

試合序盤ヴェルディがボールを支配するもゴールになかなか向かわない。もたもたしているうちに鹿児島のカウンターをいくつかくらってPKとか見逃してもらいながら前半はスコアレスドロー。

それよりも突然の豪雨でスタンドは観戦客の大移動。屋根のある所にいてよかった。

後半に入り、フリーキックやらコーナーキックやらがうまく合わないなーという時間が過ぎて12分、ビルドアップの致命的なミスからボールを奪われ、持ち込まれてそのまま失点。東京ヴェルディ0-1鹿児島ユナイテッドFC

さらに後半29分、中盤のマークの緩さに加えサイドも空きだしたヴェルディは左サイドから展開されて中央、逆サイドと繋がれてフリーから押し込まれてまた失点。東京ヴェルディ0-2鹿児島ユナイテッドFC

しょうがないからビール飲み始めた後半40分、交代で入った河野広貴選手が右サイドからの展開を引き継ぎ左サイドペナルティエリア内を縦に進入しマイナスのボールにレアンドロ選手が合わせて1点返す。東京ヴェルディ1-2鹿児島ユナイテッドFC

さらに後半42分、ガラガラの鹿児島ディフェンスライン前のスペースから、こちらも交代出場の佐藤優平選手が試合前のアップでしつこいほど繰り返していたミドルからニアサイドへのシュートを試合で実現させてみせて同点。こういうのストーリーがあってかっこいい。東京ヴェルディ2-2鹿児島ユナイテッドFC

さらにさらに後半46分、浮き球で右サイド裏に抜け出しセンタリングからのこぼれ球を河野選手が押し込み逆転。東京ヴェルディ3-2鹿児島ユナイテッドFC

やけ酒が祝杯になるかと思いきや、後半48分、混戦から押し込まれ同点。東京ヴェルディ3-3鹿児島ユナイテッドFC

さらに軽率なプレーからPK献上。しかし鹿児島が枠を外してくれてここで試合終了。スペクタクルな試合です。危うくまたやけ酒に戻るところだった。

ヴェルディは組み立てたいのはわかるけど、グラウンド中央のゴールへの近道を使うつもりがなさ過ぎて、全体に悪影響が出てしまっているように感じます。普通は中から攻められないから外から攻めてボールを動かしたりディフェンスラインを崩したりするんだけど、ヴェルディの場合は始めから外ありきになってしまっていて、難しく考えすぎてサッカーの基本から外れているような。

後半に入り、鹿児島がアンカーにプレッシャーをかけてきたのと中盤がインターセプトを狙って前に出るのに比べてディフェンスラインがチャレンジしなさ過ぎて後ろに人を置くようになったことの二つの影響によりディフェンスラインの前にスペースができて、この試合のヴェルディのストロングポイントになったインサイドハーフの位置で基点ができたため、ヴェルディのサイド攻撃が前半よりも深くなおかつ内側で機能し始めたのがヴェルディが盛り返した理由だと思います。ぶっちゃけヴェルディの失点(鹿児島のショートカウンター)はアンカーよりもサイドバックやセンターバックからでアンカーはうまくいなしてたので、鹿児島はアンカー狙うんじゃなくて、前半と同じようにフォワードがヴェルディのセンターバックとアンカーの辺りのスペースを適当につぶしてボランチはインサイドハーフのスペースつぶしてヴェルディのサイドバックに狙いを絞った方が良かったと思います。

ヴェルディは今日のようにインサイドハーフの位置に基点を作ろうとするのは難しいと思うので、もう少し前後のパスも加えることで中央を見せられればサイドでの基点づくりが成功し、攻撃も機能してくると思います。そのためには、サイドでただ一人開いているだけではなくて、そこを基点にコンビプレーができるような準備をパスを回しているときからもう少し早めに行えるといいのかなと思います。

ヴェルディの守備については、今日の試合に関しては鹿児島が球離れ早く展開したせいもあるのですが、とにかくファーストティフェンダーがはっきりしなさすぎるのは問題だと思います。あんまり前でボールを奪うというよりちゃんと跳ね返すような守備を目指しているのかなと思いますが、そのためにはパスの出どころをどれだけつぶせるかも重要な要素です。

個人的にはサッカーはミスのスポーツだと思うので、ミスがあること前提で、それをどうやってカバーするかとかどうやってミスの影響を小さくするかとかの戦術も大切だと思っています。ミスのないサッカーは理想だと思いますし目指すべきだとは思いますが、今のヴェルディは少し偏り過ぎているような。スペクタクルで、なおかつ勝つことのできる、現実的に強いヴェルディを期待して。

政治 \ 多摩市議会

平成30年12月議会一般質問通告書

12/3から始まる平成30年12月多摩市議会に向けて、質問通告しました。

きりきの一般質問登壇は、12/6(木)11時頃(2番目)の予定です。

 

  • 多摩市の障害福祉と介護について

障害福祉制度における「障害」及び「障がい者」に関する対象規定は、個々人に応じて必要となる様々なサービスを提供するために対象者を特別視するという側面があり、一方でそれが障がい者に対する「差別」「偏見」「スティグマ」といったマイナスイメージを生み出している部分もあります。そこで近年では障害を「個性」「文化」として障がい者福祉の価値観を見直し、障害のある者と障害のない者といった対立概念ではなく、単なる文化やコミュニティの違いであると考える動きもあります。障害を「個性」や「文化」として捉える見方は国際障害分類から国際生活機能分類へと概念が変わったことと同じく、これまでの自己否定的なイメージを変化させ、障がい者自身の前向きな姿勢や肯定的な生き方を生み出し、生きる意欲、自立への動機づけを強化する可能性を生み出してきた点で重要なものであり、さらに、障がい者に関する課題を一般市民の生活とは別の特別な課題として捉えるのではなく、一般市民が通常関心を持つ生活の課題の中に位置づけることの必要性を強調した点で、それらの課題に取り組もうとする市民の意識を大いに高めることも期待されるものです。

このように障害を「個性」や「文化」として捉える視点は大変意義深いものですが、現実には、いくら「個性」を強調しても、障害から生じる日常生活の困難さは頑として存在しています。「個性」や「文化」を強調することによって、逆に必要な支援を見えにくくするという問題も大きくなることが懸念されるところです。

障がい者の社会参加を乏しくしている原因を社会的環境に捉え社会を変えていくアプローチとともに、障がい者個人個人に応じた特別な支援を提供することで社会参加を容易にするためのアプローチもまた充実させていくために、以下質問します。

  • 障がい者に関する必要な支援は個人差が大きく、また技術の進歩による新たな支援が創出されることもあり、障害福祉は幅広い分野を柔軟に対応する必要があります。また、こうした援助活動は「唯一の正解」が見出しにくいもので、様々な形で倫理的ジレンマを引き起こしやすいものです。障がい者自身の生活のためにも、それを支援する介護福祉の現場にいるものを支援する意味においても、より広範囲をフォローできる支援体制を多摩市として築いていく必要があると思います。制度による違いもあり対応に悩むことも多いかと思いますが、多摩市においては、それらの課題をどのように分析し対応をお考えでしょうか。
  • 障がい者も65歳を過ぎると介護保険制度の対象となり、それまでとは異なる制度による支援を受けることになります。障害者総合支援法など障がい者福祉の法制度と介護保険制度の切り替えによって、どのような変化が想定され、その対策をお考えでしょうか。
  • 地域で福祉を充実させていくためには地域包括支援センターの役割を欠かすことはできないものですが、これからは地域包括支援センターにおいても障害分野の支援が求められるようになるのでしょうか。またその場合、地域包括支援センターの位置づけやその役割における課題をどのように分析されていらっしゃいますか。

 

2、子どもたちのスポーツ環境の整備について

少子化が進む現代ですが、少子化だからこそ多くの大人たちが関与して子どもたちの健全育成を見守っていくことができる時代です。一方で、少子化・核家族化という変化の中で「子育てに正解があるはずだ」「子育てで失敗は許されない」と悩む親の思いもあり、支援を欠かすことはできません。子どもたちが自己肯定感と共にのびのびと成長するために、失敗から学び、また仲間集団の形成を経験することができるスポーツという要素を子育て支援環境に有効活用していくことはこれからの社会において重要なものであると考え、以下質問します。

  • 子どもは小さな大人ではありません。人間が成長する過程は、単に小さいものが大きくなっていくといった単純なものではなく、また、人間の器官や機能の発達速度はアンバランスであり20歳前後でようやくバランスのとれた状態になるとされています。したがって、それぞれの子どもたちのそれぞれの発育発達段階に応じた経験や刺激が必要であり、それらを適切に支援することで健全な成長を促すことができます。また、ある課題に対して吸収しやすい時期としにくい時期があり、もっとも吸収しやすい時期にその課題を与えていくことも大切です。適切な支援を連続的に受けられる体制作りが求められるところですが、市のお考えを伺います。
  • 今年の夏は猛暑による被害を多く聞かれた夏でしたが、これから寒い冬を迎えるにあたり、どのようなリスクを想定し対策をお考えでしょうか。
政治 \ 多摩市議会

平成30年9月議会一般質問通告書

9/3から始まる平成30年9月多摩市議会に向けて、2問の質問を通告しました。質問日は未だ確定しておりません。

1、 介護保険制度について
地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律により介護保険法が改正され、介護保険制度は今でも走りながら考えています。少子高齢化が進む現代において高齢者が要介護状態になっても可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるようにするためには、国民全体で支え合い、考えることが必要です。共同連帯の精神に立ち返り、年をとっても今まで通り住み慣れた景色、慣れ親しんだ友人知人とともに、この地域で暮らし続けたいという決してわがままではない望みを実現すべく、以下質問します。
① 地域包括ケアシステムの推進に向けて保険者としての市の機能が強化されていくことになります。新たな取り組みに向けて、現状の課題をどのように分析され、どのように進めていくのでしょうか。
② 地域共生社会の実現に向けて市はどのような取り組みを行うのでしょうか。
③ 介護保険制度の持続可能性を維持するために自立支援・重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現に向けて財政的インセンティブを含め様々な支援が用意されていますが、地域保険である介護保険制度においては多摩市においても必要な支援を自ら分析し検討することが必要だと思います。一方高齢者に限らず人間は必ず衰え老いて死に向かう定めがあります。アウトカム指標を分析するうえでは要介護状態の維持や改善だけではなく、悪化の速度を緩めることも評価に値するのではないでしょうか。市はどのようなお考えをお持ちでしょうか。
④ 多様な人材確保と生産性の向上に向けてロボットの活用のほか、担い手の拡大が検討されることになろうかと思いますが、現に働いている介護職員の処遇改善や潜在的有資格者への働きかけも欠かすことはできません。市のお考えと今後の取り組みを伺います。
⑤ ただでさえ業務過多と思われるケアマネジャーですが、質の高いケアマネジメントの推進や公正中立なケアマネジメントの確保に向けて、更なる負担も懸念されるところです。市はどのようにお考えになりますでしょうか。また、居宅介護支援事業所の管理者要件が見直され、今後はさらにお金と時間をかけなければ業務を続けることもままならなくなります。地域資源確保に向けた市の支援体制を伺います。
⑥ 世界保健機関(WHO)から28年ぶりに改定された国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました。新たな項目も網羅され、更なる人類の可能性に期待されるところです。その人が最期まで自分らしく生活していくために活用すべきかと思いますが、市のお考えを伺います。

2、 健康増進について
健康増進、介護予防、予防医学は高齢者だけでなく、すべての人に欠かせない分野です。人間は口から栄養を摂取する生き物ですが、消化した栄養を体の隅々まで運ぶのは血液であり、また血液は体の老廃物を運搬し体外に排出する働きも持っています。人の体の健康は正常な血液の働きと循環なくして語れないものです。そのためには医学的ケアの充実とともに、日常的な生活習慣の影響があってこその健康であると思います。市民がその人生を全うするため、また持続可能な街づくりを進めていくために、以下質問します。
① 健康増進のためにはスポーツの推進が欠かせないところかと思います。スポーツの楽しみ方には「する」「見る」「支える」といった様々な形が想定されます。市では今後どのような支援を検討されていらっしゃいますでしょうか。
② 今年の夏は異常気象とも言われる暑さを記録しましたが、夏のスポーツにとって熱中症のケアを欠かすことはできません。熱中症だけでなくスポーツには怪我や心停止などの事故も懸念されるところです。市ではどのような対策をお考えでしょうか。
③ 公共交通機関が発達している街ほど人は歩く、という研究結果があります。公共交通機関が不十分だと車社会の割合が高まり、歩く機会が減ることが推測されます。歩行は健康増進の基本であり、足を動かすことで全身の血行改善が図られ、第二の心臓と呼ばれる足の筋肉がつくことで下肢静脈の血行改善や生活習慣病予防が期待されます。更なる公共交通機関の整備は健康で持続可能な街づくりに向けて欠かせないと思いますが、今後の市の取り組みについて伺います。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

2018明治安田生命J2リーグ第29節 東京ヴェルディ対大分トリニータ 明治安田生命DAY 練馬区サンクスマッチ 味の素スタジアム

現在6位とプレーオフ圏内につける東京ヴェルディ。今日の相手は2位の大分トリニータ。ホームの上位対決で弾みをつけたいところでしたが、0-0の引き分けに終わりました。

 

試合は大分ペースで展開。3バック、1アンカー、2トップの大分に対しヴェルディのディフェンスラインが大混乱。両ワイドに選手がいるのでサイドバックが対応しようとすると、中がセンターバック2枚とフォワード2枚になり余裕がなくなってしまうのです。

仕方がないのでフォワードのはずの藤本寛也選手を最終ラインまで下げて数で対応するヴェルディディフェンス。しかし中盤はアンカーシステムの3枚のままだしそれでも佐藤優平選手は右に流れてるしドウグラスヴィエイラ選手は真ん中に残ったままだし泉澤仁選手は左サイドを主戦場にしているし、誰かが間違ってるんだけど誰が間違ってて誰が合ってるのか外から見ててもわからないほどの混乱ぶり。

そうすると、本来藤本選手が守っているはずの場所にいる大分の左センターバックがいつでもフリーに。ヴェルディが慌ててスライドすると今度は右サイドに歪が。前半の大分の狙いは、フォワードの走り込みとこれ。ギャップのできた右サイドに右センターバック、右ワイド、右ハーフ、フォワード、時にはアンカーまで絡んで4人(もしくは5人)で突破を試みる。ヴェルディは泉澤選手が引っ張られてしまっているので左サイドバックの奈良輪雄太選手と左ハーフの梶川諒太選手と左センターバックの平智広選手の3人しか人が割けない。サイドが突破されるも最後の最後で中央のマークを外さなかったヴェルディは何とか大分の攻撃を耐え忍んでいく。

大分が攻め込んでいるのでカウンターが効果的なのですが、ヴェルディはカウンターというと一気にフォワードに繋ぐことばかりが優先されてしまっていて、そこが完全に大分に対応されてしまっていたのでカウンターを発動することもかないませんでした。大分のディフェンスはボールのところと最終ラインのところの2か所だけだったので、ベルギー代表とかフランス代表みたいに中盤で一旦起点を作るカウンターだったらうまくいくと思うんだけど、残念ながらこれはワールドカップじゃなくてJ2リーグだった。

そういうわけで、前半終了間際にヴェルディが少し攻め返すところはあったけどだいたい大分が攻め込む展開が続いて前半はスコアレスドローのまま終了。東京ヴェルディ0-0大分トリニータ

後半に入り、ヴェルディは混乱していたシステムを修正。右サイドの藤本選手をはっきりと右サイドバックに落とし5バックシステム。中盤はアンカーシステムの3枚。フォワードに2枚。これでとりあえず最終ラインはマークが明確化し、落ち着きを取り戻しました。

個人的には、大分の2トップに対し井林章選手と平智広選手の両センターバックとアンカーの内田達也選手が対応して、藤本選手を前に出すのがセオリーだと思います。特に藤本選手のドリブルは前半から大きな武器になっていたため、できることなら藤本選手を前線近くに残したかったはず。また、大分の3バックに対し2トップで追いかけるのは無理があるため、大分の攻撃の起点となっていたパスの出しどころが止めきれない可能性も拭い切れません。ダブルボランチにすれば大分のインサイドハーフにもピッタリはまり対応できます。しかし、ヴェルディの狙いは違いました。内田選手を中盤に残すことで前半に何度か使われていたデイフェンスラインと中盤のスペースを埋めることと、あえて大分のセンターバック、更にいうなら左センターバックの選手にボールを持たせる選択をしたのです。

大分の左センターバックの選手が、例えば逆サイドに展開できたり、ドリブルで持ち出したりできていたら全然違った展開になったと思いますが、基本的にはプレッシャーがあまりなくても近くの味方へパスを渡したがる選手。しかし、周りはマークでびっちり。ボールを持っている本人がフリーという事は、逆に言うと、自分以外のチームメイトは数的不利な状況になっているということ。そこにパスを打ち込もうというのですから、結構難儀な話です。そういうわけで、大分の攻撃はことごとくヴェルディのインターセプトにあい、形にならなくなりました。

また、ヴェルディの攻撃も、単にドウグラスヴィエイラ選手に慌てて繋ぐのではなく、一旦中盤でパスをつなぐようにしました。大分の守りも中盤は基本的に3枚だけなので、中盤のスペースはあります。梶川選手が効果的に飛び出すことで三角形のパスコースが生まれ、後半のヴェルディは守備でも攻撃でもリズムを作り出すことに成功。試合はヴェルディのものです。

しかし、サッカーと言うのは自分たちと相手のゴール数を競うスポーツ。得点を挙げることができなければどれだけいい試合をしても勝つことはできません。キーパーのビッグセーブもありましたが、もう少し早いタイミングでシュートを打った方がよかったかな。

アランピニェイロ選手が入って541にシステム変更、最後は李栄直選手を入れてパワープレーに持ち込もうとするも不発。

結局スコアレスドローのまま試合終了。東京ヴェルディ0-0大分トリニータ

ヴェルディは後半の建て直し策がズバリはまって相手の弱点をつきながら試合を優位に進められたので、なんとか勝ちたかった試合。ただ、大分のフォワードが中盤の守備を助けに来てたらどうなってたかわからなかったし、左センターバックからのパスが供給されていたら負け試合だったと思う。そういう意味でも賭けに勝ったのだからやはり勝ち切りたかった。

大分は丁寧に外から攻めようとし過ぎ。そういうときも必要だけど、ゴール前でフリーのフォワードがいるときはさっさとシュートまで持ち込んだ方がいいと思う。チャンスの神様はいつまでも待っていてはくれないらしいから。

 

上福元 直人 8.0 クロスにことごとく反応。シュートに対しても抜群のキャッチング力で相手の連続攻撃を未然に防いだ。

井林 章 7.0 かなり攻め込まれていたが、最後の最後ゴール前マークを外さなかった。ライン統率にもかなり気を使っていた様子。

平 智広 6.0 中途半端な戦術の中体を張って対応。ただ、センターバックとしてサイドに出ていくなら確実に止めたいところ。チームがパワープレーに出たときキックがキーパーに直接キャッチされてしまったのは残念だった。

田村 直也 5.0 守備面では確実なカバーで貢献。藤本選手のポジションを下げたのは田村選手の指示なのかな(チーム戦術っぽくなかった)。ビルドアップのパスミスが多かったのは課題。

奈良輪 雄太 5.5 攻守に貢献し、終盤には得点のチャンスも。数的不利の中攻められ続けて大変だったと思うけど、少し簡単に裏を取られ過ぎたきらいがある。あと、ファーストタッチが悪すぎるのは何としても改善してほしい。

内田 達也 6.0 前に出るのか下がるのかはっきりしないことがあるけど、全体的にはよくスペースを埋めていた。後半の左サイドへのロングパスは見事だった。

佐藤 優平 5.5 前半右サイドに引っ張られ過ぎていてどうなるかと思っていたけど、後半に入り徐々にボールに絡みだした。ヴェルディのあのポジションにはシュートも期待したい。個人的にはあのフリーキックはゴールしづらいと思う。もう少し回転数を落とした方がいい結果が出る気がする。

梶川 諒太 7.5 攻撃はかならず梶川選手を経由していく。動きながらの攻撃なのでなかなか相手も止めきれないだろう。技術があるのでもうワンテンポ早くシュートできれば簡単にゴールできそうな気がする。

泉澤 仁 6.5 よく裏を狙って走っていた。ボールが出てこなかったが、続ければ必ず得点に繋がるはず。ヴェルディは1トップなので、自分が生きるだけでなく1トップと絡む動きも増やしてほしい。

ドウグラス ヴィエイラ 6.0 前半は孤立し過ぎていてボールも収まらなかったが、徐々に力を発揮し始める。うまくスペースを作っているから、空いたスペースを使える選手を同時に起用してあげたい。

藤本 寛也 5.5 役割がよくわからなかった。あれだけドリブルが効果的だったのだから、もっとチームのために自分のドリブルができる環境を試合の中で作っていっていいと思う。

アラン ピニェイロ 6.5 ポジションは右ハーフだったと思うが、攻撃時素早く攻め上がり前線でドウグラス選手と連携してチャンスを演出。

李 栄直 5.0 パワープレー要員だったと思うが機能しなかった。時間も短かったからしょうがない。

ミゲル アンヘル ロティーナ監督 7.0 大混乱だった前半から見事にチームを立て直した。ただ、攻撃に関してはアイデアが少なかったと思う。ドウグラス選手が動いてできたスペースをどう使うか、ここにもっと重点を置いた方がよかったような気がする。

蹴球 \ サッカー日本代表

2018FIFAワールドカップロシア大会 日本代表対ベルギー代表 ロストフアリーナ

ワールドカップもいよいよ決勝トーナメント(ノックアウトステージというらしい)
史上初のベスト8を目指して戦った日本代表は世界ランク3位の強豪ベルギー相手に2点先行するも、その後3点取られてまさかの逆転負け。日本代表のワールドカップはベスト16で幕を閉じました。

 

試合は開始早々日本代表香川真司選手が相手のクリアボールを拾って見事なコントロールからシュート!惜しくも右に外れますが、ベルギー代表は守備意識の低い中盤がスカスカでクリアボール拾われることをビビったのか、フォワードがしっかり下がり541で守るようになります。

さすがに最終ラインに5枚も並ばれると、日本代表も今までのように逆サイドへのロングパスでチャンスを作ろうにもスペースがありません。しかし、ベルギー代表も皆が守備に戻る分ルカク選手がトップで孤立してしまい攻撃力が半減。アザール選手のドリブルは怖いもののその後ろはあまりついて来ず、2人がかりでドリブルさえ封じてしまえば何とかなる。試合開始早々のベルギー代表の弱点を突いた日本代表のシュートがベルギー代表にいつもと違う守備意識を植え付けたようで、プレイスキックは怖いものの両チーム得点を挙げることなく試合が進んでいく。

前半残り10分となり、ベルギー代表は徐々にエンジンがかかってきたのか、フォワードがあまり下がらず攻め残りをするように。しかしなぜかベルギー代表が外から丁寧に攻めてくれるので対応できる日本代表。ベルギー代表が3バック+2ボランチの5人でビルドアップするのに対し日本代表は前線4枚(+時々柴崎岳選手)のプレッシャーと数的不利なおかつ中盤スカスカ守備なのに、中央をボールが通らなかったので助かりました。前半終了。後半へ続く。

ベルギー代表のフォワードが守備に下がらないので、その穴をつきたい日本代表。ベルギー代表の両ワイドが攻撃参加し、なおかつベルギー代表右ワイドのムニエ選手がボールを奪われて取り返しに行かずあっさり入れ替わってくれたので、日本代表がベルギー代表ディフェンス3枚に対しカウンターを発動します。

後半3分、乾貴士選手の奪ったボールは柴崎選手へ。得意の逆サイドスルーパスがこの試合不発の柴崎選手でしたが、相手が3枚しかいなければ疲れていても話は別。同サイド駆け上がった原口元気選手に絶妙のタイミングでスルーパス。一瞬間を空けて放った原口選手のシュートがゴールに突き刺さる。日本代表先制です。日本代表1-0ベルギー代表

1分後のベルギー代表のビッグチャンスをバーに助けてもらった日本代表は柴崎選手が長谷部誠選手と縦並びになり、柴崎選手は疲労の見える中でも抜群のセンスを見せつけます。攻守に安定した日本代表はセンターバックが前に出て守備できるようになり、ベルギー代表のカウンター封じ&日本代表のショートカウンターで日本代表が試合のペースを握ります。

そして後半7分、吉田麻也選手が奪ったボールは左サイドフリーの乾選手へ。ドリブルから大迫勇也選手へのセンタリングはクリアされるもののスカスカの中盤でクリアボールを拾ったのは香川選手。抜群のテクニックからボールを受け取ったまだフリーのままの乾選手が無回転シュートをベルギー代表のゴールマウスに叩き込む!日本代表追加点!日本代表2-0ベルギー代表

このまま負けるわけにはいかないベルギー代表は長身のフェライニ選手とシャドリ選手を投入。攻撃時ルカク選手とフェライニ選手が前線に並ぶので日本代表のセンターバックが前に出づらくなり、長谷部選手もフェライニ選手について下がらざるを得なくなってきてしまい、今まで効果的だったカウンター封じが機能しなくなってしまう。中盤が使えるようになったベルギー代表は前7枚がくるくるポジションチェンジを繰り返し、日本代表は後手に回る展開。中盤3枚だけなら日本代表も同じようなサッカーしてましたが、全員でできちゃうところらへんが世界ランキング3位たる所以か。

押し込まれた日本代表。後半24分、コーナーキックからクリアしきれず押し込まれたところ、ベルギー代表左サイドからのヘディングがそのままゴールインし、1点差。ここは川島永嗣選手に止めてほしかったところかな。体の向きというか足の位置がおかしかった。残念。日本代表2-1ベルギー代表

くるくるポジションチェンジから中央を使われ、空いた外を使われ、特に長友佑都選手と昌子源選手の間を使われてさらに押し込まれる日本代表。スタミナも切れてきたのか、ファールでも止めることができずに押し込まれ、ギリギリのところで体を張ってゴールを守る日本代表。しかし、さすがに最後まで守りきれるものではありませんでした。

後半29分、ベルギー代表左コーナーキックのこぼれ球が再び左サイドのアザール選手へ。ドリブルで大迫選手を交わしたアザール選手はまさかの左足で絶妙クロス。長身フェライニ選手が頭で押し込みついに同点。アザール選手に左足で上げられちゃあしょうがない。日本代表2-2ベルギー代表

体力的にも精神的にも追い込まれた日本代表は山口蛍選手と本田圭佑選手を投入。ベルギー代表の中盤プレッシャーが少ないこともあってボールはキープできるようになるものの前に運ぶことはできない日本代表。これではカウンターを食らってしまう。しかし守備のできるサイドハーフは今の日本代表にはいない。なんとかフリーキックでももらえないものだろうか…

そんな願いがかなったのか、大迫選手が遠目ではあるものの正面からのフリーキック獲得。これは南アフリカ大会の時のデンマーク代表戦の本田選手か…と思ったけど、クルトワ選手がセーブ。日本代表コーナーキックから最後のチャンスです。

南アフリカ大会デンマーク代表戦のときは、本田選手が決めて、そのイメージが相手にある中で裏をかいて遠藤保仁が決めたんだよな。しかし今回は、初戦のコロンビア代表戦のコーナーキックのイメージが相手ではなく日本代表に残ってしまったのか。そっくり同じボールを蹴り込んだ本田選手のキックはクルトワ選手が難なくキャッチ。走り出すデブルイネ選手。ついていけない日本代表。山口選手は今までの日本代表がしてきたように前に出ることができない。香川選手が自分のマークを放ってデブルイネ選手に寄ってしまう。右サイドでフリーになったフェルトゲン選手に絶妙なスルーパスが供給。前を走るのはエースルカク選手。なんでルカク選手はコーナーキックのピンチなのに最前線にいて今までカウンターの場面でも降りてくるだけだったのになんで今回だけはちゃんと裏に走り込むのか。振り回された長友選手がボールに寄ってしまい、ルカク選手へのパスコースを閉めることができず。結果論だけど相手はディフェンスの選手なんだしシュートコース空けてでも中へのパスコース切りながら寄せた方がよかったと思う。ラストパスをルカク選手がスルーするとフリーのシャドリ選手がそのまま押し込み、試合終了直前にまさかの逆転ゴール。日本代表2-3ベルギー代表

ここで日本代表は戻りきれなかった選手もすごい勢いで戻ってきた昌子選手もドーハの悲劇よろしく立てなくなってしまう。まだ試合は終わってないよ!しかし、ようやく立ち上がってキックオフと同時に試合終了のホイッスル。ベスト8の壁は厚かった。試合終了。日本代表2-3ベルギー代表

体力面、選手層、個人能力、どれをとっても大きな差のあるベルギー代表相手によく戦った日本代表でしたが残念な敗戦となりました。長友選手と昌子選手の間を狙われているときに左サイドハーフに守備のできる選手を、せめて原口選手を左に回すという方法もあったかもしれませんが、その場合長友選手がセンターバック的なプレーもすることになってしまうので、長身ぞろいのベルギー代表相手には難しい選択。だったら植田直通選手を左サイドバック、長友選手をひとつ前に上げることはできなかったのかな。柴崎選手に代えて同じくパスが出せて疲労の溜まっていない大島遼太選手を使ってスペースを埋めることはできなったのかな。先に2点取っていただけに悔しい敗戦です。

1993年ドーハの悲劇のときはアジア予選でしたが同点に追いつかれて立ち上がる気力を失いました。今大会はワールドカップ本戦の決勝トーナメントでしたが、最後の失点で気力を失いました。日本サッカーの進歩と停滞の両方が同時に現れた場面。本気の戦いから得た貴重な経験が次の成長を促してくれるものだと信じています。

 

川島 永嗣 5.0 失点の質が悪すぎた。いいセーブもあったが試合の流れを大きく変えてしまった。

昌子 源 6.0 世界最強の攻撃陣相手に互角に渡り合った。長友選手との間のスペースをケアできなかったのはルカク選手を気にし過ぎてのことか。

長友 佑都 6.5 豊富な運動量で攻守にチームを牽引。数的不利な場面も多かったが判断よくマークを置いてボールに向かうことができた。最後のカウンターはボールを追いかけすぎてしまったと思う。

酒井 宏樹 6.5 空中戦に強く攻撃でも起点になることができた。日本代表のビルドアップは大迫選手か酒井選手のどちらかを経由しなければなりたたないものだった。攻守で日本代表のポイントだった。

吉田 麻也 6.0 勇気をもって前に出ることでベルギー代表にカウンターを許さなかった。ショートカウンターの起点としても機能。

柴崎 岳 5.5 さすがに疲れがたまっているのか、キックに勢いが欠けていた気がする。どこかで休ませてあげたかった。

原口 元気 5.0 走り出せば頑張るしチャンスは必ずゴール前に入り込むし、だから得点も挙げられるわけで、いいところもたくさんある選手なのは言うまでもないのだけれど、このレベルでは少し厳しいのかもしれない。パス出しが一番近くの味方の足元にしか出ない。攻撃の選手としてあまり効果的な繋ぎができなかった。

香川 真司 6.5 抜群のテクニックでベルギー代表ディフェンス陣を翻弄。開始早々のベルギー代表守備陣の弱点を突いたシュートがなかったらもっとベルギー代表に攻め込まれて全く違う試合展開になっていたと思う。最後のカウンターでボールに寄ってしまったのは気力が尽きたのかもしれない。

乾 貴士 5.5 あのゴールはスーパーだったが、疲れが残っているのか判断の悪さが目立った。守備で最後までついていけないことも多かった。

長谷部 誠 6.0 試合展開に合わせてポジションを上下左右に柔軟に変更。怖いボールロストもあったが、攻守でチームの中心を担った。

大迫 勇也 6.5 よくボールが収まった。途中ベルギー代表のセンターバックとボランチに挟まれるようになり苦戦していたが、ベルギー代表の中盤がスカスカなところをうまくついてボールを次につないでいた。

山口 蛍 4.5 ほとんど何もできなかった。最後のカウンターでは下がるべきという見方もあるかもしれないが、日本代表(西野監督)の今までのやり方からすればもっと早いタイミングで前に出るべきだったと思うし、下がろうと上がろうとあの場面では絶対に入れ替わってはいけなかった。ベルギー代表相手に酷な話かもしれないが、期待されている役割を果たすことはできなかった。

本田 圭佑 5.0 プレッシャーの少ない中でそれなりにボールはキープできるもののあまり前にボールを運べないのでいつボールを奪われてカウンターを受けるかヒヤヒヤ。最後のコーナーキックはコロンビア代表戦の自らの亡霊にやられた感じ。過去にとらわれず前を向いてこの経験を活かしてほしい。

西野 朗 監督 5.5 実力差が明白とはいえ2点差からの逆転負けはいただけない。守備で明らかに機能していない左サイドを放置したのはいかがなものか。乾選手のスーパーゴールの亡霊でも見たのだろうか。サイドハーフとしての交代要員を考えると迷うところだが、例えば長友選手を一つ上げて左サイドバックにセンターバックの選手をいれる手はあったと思う。ただ、短い期間ながらハリルホジッチ監督時代から大きな変化として、中盤からの攻撃を復活させ、3トップ気味だった前線を2トップ気味にして両サイドハーフとトップ下の役割を明確にして、原口選手を右サイドに移動させることで乾選手の起用と長友選手ではなく酒井選手が中に絞れるディフェンスラインを作り上げ、センターバックが前に出ることでカウンター封じに成功させたことは大きな成果だと思う。これだけカウンターをさせなかった日本代表は初めてなのではないか。最後にそのカウンターにやられて負けるというのはこれがサッカーと言うものか。勝負事なので致し方ないが、賭けに負けたということだろう。

蹴球 \ サッカー日本代表

2018FIFAワールドカップロシア大会 日本代表対ポーランド代表 ヴォルゴグラードアリーナ

引き分け以上、負けても他会場の結果次第でグループリーグ突破が決まる日本代表。残念ながらこの試合には0-1で敗れてしまいましたが、同時に他会場で行われていた試合でコロンビア代表がセネガル代表に1-0で勝利。日本代表とセネガル代表は、勝ち点、得失点差、総得点、当該チーム同士の対戦成績まですべて同じ数字となりましたが、反則ポイントの差でセネガル代表を上回った日本代表がグループ2位に滑り込み、見事決勝トーナメント進出を決めました。

 

緊張のせいか、はたまた先発6名を入れ替えたせいか、ミス連発で試合にならない立ち上がりの日本代表。ボールを奪われ、縦パスを許し、追い込まれてロングボールしか活路を見いだせなくなってきます。とりあえずカウンターだけは許すな。反則ポイントの関係でイエローカードも怖い。

一方のポーランド代表はこれまでの2戦と変わらぬショートパス攻撃。しかもパズダン選手もいないし、リブス選手もいないし、攻撃の核となりそうな選手をベンチに置いてしまい、コンディションの問題かもしれませんがもしかしたらこれはもう出場機会のための試合なのかもしれません。ジェリンスキ選手をトップにおいてもそこにボールを回す選手が不足しているので、日本代表はちょっとチャンスかもしれません。

それにしてもカメラアングルが悪く試合が見づらいことこの上ない。前線の動き出しやディフェンスラインのバランスが全く見えないしすぐに選手のアップ画像に切り替わってしまうので試合の様子がわかりづらい。コロンビア代表戦もそうでしたが、本当にこの辺り、何とかしたほうがいいと思います。

そういうわけでここから先の戦評には想像の要素がいつもより多くなりがちですが、たぶん間違っていないと思うのでよろしくお願いします。

ポーランド代表はショートパス作戦の他、フォワードがサイドに開きサイドバックとの1対1の局面を作り出して、そこから起点を作ろうとしたように思います。サイドバックの頭めがけてボールが飛んでくるので、日本代表のセンターバックはあまり競ることすらできませんでした。センターバックと争うよりサイドバックの方が弱いことが多く、万が一競り合いに負けてもサイドでボールを失うのでカウンターにはつながりづらい。当たり前のことが徹底できている辺りはさすが世界の強豪だなと思います。

日本代表はいつものように中盤からの展開でスルーパスなどを狙っていきたいところでしたが、せっかく相手がショートパス作戦できているのにこちらの守備のバランスが悪くてインターセプトにつながらず。ビルドアップでは雑なプレーが目立ち、ボールを蹴りやすい体勢を作ることができません。前線にボールが収まらないこともあり、引き分けでもいいという状況も後押ししたのか、ポーランド代表の前線のプレスがほとんどないにもかかわらず攻撃の形を作ることができず、前半は互いにスコアレスで試合を折り返します。

後半に入り、怪我の岡崎慎司選手に代わり大迫勇也選手がピッチに。ちょっと得点も狙っておきたい日本代表はサイドバックも少し上がり気味になるのですが、後ろの方で少し困った状況に陥ります。

後半8分、宇佐美貴史選手のシュートは仕掛けが遅くポーランド代表DFがブロック。ボールを拾ったポーランド代表は楔のパスを入れる。対応に行く槙野智章選手でしたが、あっさり裏を取られ、ポーランド代表のカウンター発動。幸いゴールキーパー川島永嗣選手が前に出て難を逃れるのですが、今シーズンアジアチャンピオンズリーグ含め、裏を取られてスピードで負けることの多かった槙野選手にとってありがたくない展開。以後槙野選手のプレーに迷いが生じ、サイドバックが高い位置を取り始めたこともあって、日本代表のボランチとセンターバックの間にスペースが生まれ始めます。

後半14分、ポーランド代表はショートパスの展開で左サイドへ。山口蛍選手がマークを外して下がってしまい、慌ててプレッシャーをかけるもファールの判定。まだフリーキックからしか今大会で得点していないポーランド代表でしたが、ここもフリーキックからベドナレク選手が右足で合わせてゴール。ポーランド代表が先制します。日本代表0-1ポーランド代表

得点の欲しい日本代表は宇佐美選手に代えて乾貴士選手を投入。しかしここでプレーに迷いがある槙野選手がイエローカードを貰ってしまう。どうしても下がってしまいマークを外しクリアもままならない槙野選手。2枚目のイエローカードが出たら反則ポイントでもセネガル代表に抜かれてしまう。しかし、攻めなければグループリーグ突破できない。しかし、攻めれば食らうであろうカウンターを防ぎきれそうにない。八方ふさがりの日本代表。ここで他会場に動きがあります。

なんと、コロンビア代表が先制したのです。日本代表は、得点をあげなくてもグループリーグ突破の目が出てきたのです。もうこれにかけるしかない。0-1で負けることが今できる最善の手なのです。

そこで日本代表は武藤嘉紀選手に代えて長谷部誠選手を投入。とにかく失点を防ぎ、カウンターを防ぎ、イエローカードを防ぎ、グループリーグ突破を目指します。一方のポーランド代表は、この試合が始まる前からグループリーグ敗退が決まってしまっており、リードしているので無理に攻める必要はありません。日本代表が前線から追わなくなったこともあり、ポーランド代表は日本代表以上にのんびりとしたパス回しを始めます。

もともと前線からのプレスが乏しいポーランド代表がさらにのんびりに。プレッシャーから解放された日本代表のキープするボールは回り続け、そのまま試合終了。遅れて他会場ではコロンビア代表がセネガル代表に1-0で勝利し、日本代表のグループリーグ突破が決定しました。

コロンビア代表対セネガル代表の試合は、2戦目を見た感じではコロンビア代表の勝機は大きいと思っていましたが、実際にはセネガル代表ペースで進んでいたため、交代の隙間を突いたコロンビア代表の得点をそのままセネガル代表が返せずに試合が終わるとは想像しづらい展開でした。日本代表が他会場の試合展開まで確認したうえでの0-1敗戦を選択したのかどうかは疑問の残るところですが、日本代表の状況からはその選択肢しかなかったように思います。

大きな博打でしたが、おかげで選手を休ませ、また経験を積ませることができました。決勝トーナメントでも日本代表の健闘を期待するところです。

 

川島 永嗣 7.0 ミスの少ない安定したプレイ。守備機会はそれほど多くなかったが、ピンチにはビッグセーブでチームを救う。

長友 佑都 6.5 素早い攻守の切り替えからピンチを未然に防いだ。失点したくない試合でも効果的なオーバーラップで攻撃にも貢献。槙野選手との息があまりあっていなかったように思う。

酒井 宏樹 7.0 ロングボールがたびたび飛んできたが、空中戦でも負けなかった。体を張って最後までゴールを守った。

槙野 智章 5.0 相手を振り向かせないところまではよかったが、インターセプトまでは到達できず、裏を取られだすとマークを外して引いてしまいピンチを招いてしまった。クリアボールがほとんど相手につながってしまう。ビルドアップでファーストタッチが良くなく、効果的なフィードができなかった。

酒井 高徳 3.5 リブス選手対策で起用されたのかもしれないが、肝心の相手がベンチ。役割が中途半端になったのか、ほとんどのプレーでミスし、攻守の切り替えも遅く、失点シーンでもマークを外し、酒井高徳選手の特徴である運動量や縦への意識などいいところをほとんど見せることができなかった。守備もできるサイドハーフとしての起用は少し難しそう。

吉田 麻也 7.0 判断良くプレーできた。意外とスピードがあるので思い切ったプレーができる。ファールもいつもより少なめだった。セットプレーでは攻撃でも抜群の制空権を見せた。

柴崎 岳 6.5 いつもよりミスが多かったが、すぐに切り替えて対処しカウンターを許さなかった。勘がいいのか守備での予測も驚異的。

宇佐美 貴史 5.0 ボールタッチは非凡なものを見せるものの、判断が遅く仕掛けに時間がかかり効果的なプレーができなかった。判断の悪さは守備面でも。もっと相手に寄せられるといいと思う。

山口 蛍 4.5 守備の時視野があまり広くないので後ろの状況が把握できず縦パスを通してしまう。うっかりボールに寄ってしまい裏を取られる悪癖も露呈。空中戦ではほとんど勝てなかった。なんでプレイスキックでグリク選手につけさせたのだろう。他にいなかったのかな。挙句の果てにファールで失点にも絡んでしまう。ビルドアップでは雑なプレーで味方を慌てさせる一幕も。

岡崎 慎司 5.5 あまりボールが収まらなかったが、チャンスでゴール前にいる嗅覚はさすが。さぼる時間も長いが頑張る時間は本当によく頑張って走り回る。

武藤 嘉紀 4.5 ボールが全く収まらない。判断が悪くチャンスをふいにしてしまう。乾選手が入って守備が安定したが、せっかく思い通りにボールを追い込んでも武藤選手がさぼっていることでチャンスがピンチになってしまった。

大迫 勇也 6.5 本当にボールがよく収まる。攻守の切り替えも早いのでディフェンスも助かる。いつもと違うメンバー構成でも抜きんでた才能と意識の高さを見せつける。

乾 貴士 6.0 技術にも戦術眼にも優れた才能を発揮。今日はボールがなかなか出てこないのでやりにくかったと思う。中に入ってボールを取られると危険なので、中と外でプレーを少し変える工夫が欲しかった。

長谷部 誠 6.0 ポーランド代表がまだプレッシャーをかけてきていた時は危なっかしいプレーが見受けられたが、統率力でチームをまとめ試合を閉めた。センターバックのできるボランチは日本代表では貴重な存在。

西野 朗 監督 7.0 先発メンバーの選考については議論を呼ぶところであろうが、結果的には一つしか見えなかった選択肢にもかかわらず、その可能性を大きくできたと思う。ただ一つ、大島僚太選手はどうだったのだろうか。起用できない特別な理由があったのだろうか。