政治 \ 介護福祉 \ 雑感

働き方改革と現実

今語られている働き方改革を見たときに難しいなと思うのは、たとえば介護の会社で職員が休むのはもちろんいいんだけど、その結果利用者がサービスを受けられなくなるのもいいのかどうかという部分。

そんなの経営者がしっかりしろ、それが経営者の仕事だろ、という話はもっともなんだけど、職員が休んでもサービスに影響でないように余裕をもって雇用していくのが現実的に極めて難しいのは介護報酬を見れば明らかだったりする。そして、介護行政をつかさどるのも労働環境をつかさどるのも両方とも厚生労働省所管だったり…

歪が出ないように世の中を改革していくのって本当に難しいものだし、耳触りのいいことだけを言うのは簡単だけど、誰かに極端な負担を強いることなくみんなが幸せになれるように議論していきたいと思う。

雑感

女性専用車両の敵は男性じゃなくて痴漢だったはず

女性専用車両に男性が乗り込んで騒ぎになったそうです。(法的には問題ない)

形式上は性別を理由に乗れる人と乗れない人を分けているので、これを「差別」と解釈する人がいても当然いいと思います。世の中にはいろいろな考え方をする人がいるはずなのです。

ただ、本来女性専用車両というものは痴漢行為や迷惑行為を防止するために導入された制度であり、「痴漢対その他」の構図だったはずなのですが、「女性専用車両」という名前になったばかりに「男性対女性」という対立を煽ってしまっている面もあるのかなと思います。

かといって、「痴漢禁止車両」というわけにもいかないわけで…

なお、小田急多摩線の唐木田駅では改札に一番近い車両が女性専用車両に設定されていて、それぞれの駅の事情もあるので仕方のないことなのですが、それはそれでちょっと困ったことになることも…