ブログ

蹴球 \ サッカー日本代表

平成27年8月9日(日) EAFF東アジアカップ2015決勝大会 日本代表対中国代表 中国武漢スポーツセンター

1敗1分で迎えた今大会最終戦。勝利で締めくくりたいところでしたが、1-1の引き分けに終わりました。

3試合目にして始めて守備のときフォワードが連動して相手にプレッシャーをかけるようになった日本代表。しかし相変わらずパスミスの多い日本代表はせっかく奪ったボールも中国代表に高い位置で渡してしまい波状攻撃を受け押し込まれて前半10分、あっさり先制を許してしまう。第1戦はボランチが下がらなくて失点。第2戦はボランチが1枚ディフェンスラインに回って失点。第3戦はボランチがディフェンスラインに吸収されてしまい失点。修正しているというかなんと言うか。
日本代表は強引に縦に進んでチャンスを作り出すいつもの作戦。やってるうちにだんだんと中国代表のプレッシャーなんてほとんど無きに等しいことに気が付き始める日本代表。落ち着いたらミスパスが驚くほど減少。ようやくリズムを作り出す。

ここで問題が発生。さて、どこから攻めようか。

中国代表はサイドのハーフェイラインあたりとトップの頭を拠点に攻めてくる。
日本代表はセンターサークルあたりを拠点に。しかし、ここは相手もたくさんいるので拠点にしづらい。
結局、センターバックがドリブルで相手を交わしてからパスを出せばフリーで拠点が作れる、という明日につながらない作戦。今日機能したからいいのかな。
ということで拠点作りに成功した日本代表はパスが回る回る。前後前後にパスが通り、ゴール前までボールが運べるように。

前半41分、槙野智章選手がドリブルで相手陣内に進入。フリーで出したスルーパスはオーバーラップした米倉恒貴選手へ。ダイレクトのセンタリングに走りこんだ武藤雄樹選手がゴール前合わせて同点!

今日トップに入った川又堅碁選手はフリーなのに受けたボールをディフェンスラインまで戻してしまう。ここで前を向いたり裏に走りこんだりすればもっとチャンスができるんじゃないか?というわけで川又選手に代えて興梠慎三選手を投入。ところが、雨が強くなったせいかディフェンスがドリブルしないで横パスをつなぐようになり、縦パスが入らなくなってしまう。これでは攻撃のリズムができない。

その後日本代表は出足の良さで中国代表を圧倒しゴール近くまでボールを運ぶもののゴールを割ることはできず、同点のまま試合終了。

槙野選手は対面ではそこそこの強さを発揮するものの相変わらず裏のスペースをカバーできず相手に走り込みを許してしまう。相手が全く見えていないのはちと困りものです。
森重真人選手はたくましくなりました。ブラジルワールドカップ前はファールされたらすごすごと引き下がっていたのに。経験が大きく成長させてくれているのだと思います。

ハリルホジッチ監督は、この大会決まった采配を繰り返していました。結果が出なかったことがはたして今後どのような変化をもたらすのでしょうか。

日本代表は守備のルールは少しずつできてきたように感じますが、攻撃についてはいまひとつ。
トップが下がってできたスペースをどう使うのか。トップにどう当てるのか。どこに基点を作るのか。どうやってどこからボールを相手ゴールに運ぶのか。
実力で中国代表を圧倒していたにもかかわらず同点に終わったのは、日本代表の展開力のなさと、両チームの戦術に対する徹底度に大きな差があったことが原因です。

少なくとも、サイドバックの役割をどうするのか、どうやってサイドチェンジを図るのか、どのスペースを使って(作って)攻めるのか、このあたりはある程度徹底させていかなくてはなりません。

シンガポール戦の前は得点が入ってしまっていたので欠点が目立ちませんでしたが、今後も得点できないことがないとは言い切れません。
監督の戦術が早く徹底されますように。

蹴球 \ サッカー日本代表

平成27年8月5日(水) EAFF東アジアカップ2015決勝大会 日本代表対韓国代表 中国武漢スポーツセンター

初戦北朝鮮にまさかの逆転負けを喫した日本代表。韓国代表に勝って悪い流れを断ち切りたいところでしたが、1-1の引き分けに終わりました。

試合は完全に韓国代表ペース。日本代表もボランチの位置関係が北朝鮮代表戦から修正され、真横ではなくつるべの動きでスペースを埋めるが、ディフェンスラインが深すぎる。ディフェンスラインを上げようにも、フォワードがボールの出し手にいいプレッシャーをかけてくれない。パスコースを消さずにふらふら上がってしまうので、韓国代表に自由なスペースを与えボールをまわされてしまい韓国代表に効果的な攻撃を許してしまう。
当然日本代表ゴール前でのシーンが増え、不運なハンドからPKで韓国代表に先制されてしまう。
日本代表はフリーキックから反撃。こぼれ球を前線に蹴りこむと運良くフリー。落としたボールに山口蛍選手がミドルシュートを決めて日本代表が同点に追いつく。
なかなかボランチから有効な展開が作れない日本代表。次の展開を読めず予測して動くことのできない選手がいる中、柴崎岳選手や倉田秋選手が走り回りボールに絡むことでテンポを作り出していくが、前線の選手が裏を狙わずディフェンスの前だけでボールを受け取るため、得点しやすい形でシュートを打つことができない。それでもボールキープからディフェンスラインを押し上げるようになり、何とか互角の展開へ。韓国代表もチャンスは作るものの日本代表の体を張った守りの前に追加点を奪うことはできず。
あまりにもミスが多くリズムを作り出すことができない日本代表。コンディションのせいなのか、それとも…

蹴球 \ サッカー日本代表

平成27年8月2日(日) EAFF東アジアカップ2015決勝大会 日本代表対北朝鮮代表 中国武漢スポーツセンター

国内組のみの若手主体で挑んだ日本代表でしたが、北朝鮮相手に1-2とまさかの敗戦。

開始早々先制点を挙げた日本代表でしたが、狭く小さく攻める日本の攻撃は次第に北朝鮮に読まれ、暑さの影響もあるのか選手たちの実力不足か日本代表のパスはミスだらけ。山口蛍選手だけが唯一ボールを散らしはするものの、そのほかの選手は狭いプレーに終始し、パスを出せない繋げない攻撃の遅い日本代表は守備への切り替えも遅く次第に守備の時間が増えてくる。
北朝鮮はサイドからアーリークロスを放り込んでくる単純な攻撃。日本代表はサイドバックが中に絞って対応するも、ボランチの柔軟性が乏しくディフェンスラインの前のスペースが埋められない。ピンチが多くなるが北朝鮮代表の個人技がそれほどでもないため失点までには至らない。
守備に時間を取られる日本代表は集中力をなくしてきたのかコーナーキックの守備でマークを確認しきれないなどピンチが深刻化。
守備に追われた宇佐美貴史選手が前半途中で体力が切れ、ますますピンチに。
それでも日本代表は時折見せる単純に縦へ早い攻撃が一気にチャンスを作る。しかし、シンガポール戦同様決定力に泣き得点ができない。
連携の取れないチームは守備の始まりでフォワードが自分勝手にプレッシャーをかけに行ってしまいあっさり北朝鮮代表に攻撃を許す展開。
柴崎岳選手が入ってボランチが縦の関係に。ディフェンスラインの前のスペースが埋められて功を奏するかと思われたが、前線が守備に戻らないサイドから北朝鮮代表に切り込まれてなかなか守備が安定しない。
柴崎選手が入って守備のバランスは良くなったが、山口選手がなぜか柴崎選手ばかりを見てしまい展開が小さくなり攻撃のリズムが崩れる日本代表。
牧野智章選手が対面にはそこそこ強いものの裏のスペースが全くフォローできないこともあって守備のリズムまで徐々に崩れだす。
長身選手に競り負けるのはしょうがないとしても、その後がカバーできない日本代表はトップの頭を狙った北朝鮮の単純な攻撃を防ぎきれず逆転を許してしまう。
反撃に出たい日本代表だったが、ミスが多くボールを前に運べず、ディフェンスラインを上げることもできない。
フリーキックでチャンスを作るも得点には至らず試合終了。
チャンスで得点できていれば勝てたかもしれないけど、得点できなかったから欠点が露呈。修正して次に生かしてほしい。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

平成27年7月26日(日)2015明治安田生命J2リーグ第26節 東京ヴェルディ対京都サンガ 味の素スタジアム 稲城市・日野市・多摩市・立川市合同サンクスマッチ

20位に低迷している京都サンガをホーム味スタに迎えた一戦。高木大輔選手が自ら獲得したPKを決めた1点を守りきり、見事勝利を収めました。

京都の両サイドハーフが中に絞って攻撃してくるため、やや混乱するヴェルディディフェンス陣。サイドバックが絞るのか?ボランチが下がるのか?
戸惑いは攻撃にも波及し、サイドからの攻撃がなかなか機能しません。
最終ラインも、積極的に前に出る井林章選手と下がって迎え撃つウェズレイ選手の食い違いもあり、安定しない守備陣。
しかし、調子の出ない京都もミスが多く攻撃が不発。中盤でヴェルディにボールを渡す展開が続きます。

ヴェルディ攻撃陣はよくボールが回り前にボールを運ぶことはできるのですが、ゴール前に選手がいないことが多くシュートに至らない。
流行りのなでしこトレインで挑んだコーナーキックもいいところまでいくのですが最後の最後でうまく合わず。攻めても得点が入らない、嫌な展開で前半を終了します。

後半に入っても攻撃を続けるもいいシュート体勢に持ち込めないヴェルディですが、裏への飛び出しは続く。足が止まりだした京都は走りこんだ高木大選手とペナルティエリア内で接触。やや厳しめな判定ながら先に体を入れた高木大選手がPKを獲得!高木大選手が自らゴール右上に蹴り込み、ヴェルディようやく先制!

点が入って落ち着いたヴェルディと落ち着かない京都。その後得点が動かなかったのはゴールという結果の賜物。見事な勝利です。

ヴェルディ守備陣は京都攻撃陣のミスに助けられたようなところがありました。正面からぶつかれば安定しているヴェルディディフェンスですが、京都フォワードの動きにつられてかなりのギャップができていました。京都の選手交代にも対応でききれていなかったように見受けられます。守備は相手攻撃選手への対応とエリアへの対応とその二つを兼ねていかなくてはなりません。ウェズレイ選手や安在和樹選手など今シーズンのチームを新たに精神的にひよらずに支えてくれる選手がそろっているので、バランスを取るための約束事を徹底すればJ2ではそれなりの結果を残せるのではないかと思います。

ヴェルディ攻撃陣は、技術があって運動量や走り込みによるスペース作りにも長けているのでボールを運ぶことはできますが、最終的な目的であるゴールをあげるために、どこから誰がシュートを打つのかという点があいまいな気がします。楽に得点ができるようなボール運びを意識すると試合の結果がますます良くなるのではないでしょうか。

なお、得点後は誰か一人センターサークルに入って味方が帰ってくるのを待ちましょう。喜んでいる最中に試合を始められてしまったら即失点。チームの雰囲気最悪。いい流れを継続してほしいものです。

雑感

東芝不適切会計処理について

某大企業の不適切会計処理問題で、会計処理に関する悪意のある不正を追及するのはいいんだけど、「チャレンジ」とか「必達」という言葉が先行しすぎていて企業が目標数値を持つことがよくないように報道されることには違和感がある。
企業は商品やサービスを手段として社会貢献や満足を提供することにより報酬をいただくものであり、売り上げが上がることは企業がより世の中に貢献した証のはず。よい商品やサービスは自信をもって世の中に普及させ世間を幸せにすべく売り上げを向上させてほしい。
もちろん、不正な会計処理により数字だけ売り上げや利益を確保したように見せかけることが企業活動によって世の中に貢献したことにはならないことは言うまでもありません。

政治

安保関連法案について

安保関連法案について、他国から攻め込まれないために抑止力たる自衛権の強化を図るか武器を持たないことで敵視していないことを証明するかというのは、(政治としては国民の生命財産を他国に委ねる判断はできないと思うが)いろいろな議論があってしかるべきだと思う。

ただ、今回の委員会採決について「強行採決」という言葉が使われるのはどうなんだろう。議会制民主主義の世界では議会(国民の代表)で説明や質疑をすることが正規の手続きであって、もし審議が足りないというのであれば審議拒否などで審議しようせずいたずらに時間を浪費した国民の代表者(議員)の一部が原因と言わざるを得ない。
民主主義のルールである選挙で選ばれた議員には、責任をもって疑義を質してほしい。

なお、今回の安保関連法案において、
1、時の政権がフリーハンドで武力行使できないように枠組みを作ること(おかしな政権が戦争おっぱじめようとしてもできないようルール作りをする)
2、行動に制限のあることで逆に危険が増大してしまう可能性のある自衛隊のリスクを低減できるよう改善すること
については、公開できない内容もあるだろうから秘密会にするなどして、審議拒否している暇があるのだったらその分しっかり審査すべき部分だったと思う。ただただ批判するのではなく、いろいろな人がいろいろな角度から審査してより日本が戦争に巻き込まれず平和でいられるような法律を作るべく職務を全うしてほしかった。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

平成27年7月12日(日)2015明治安田生命J2リーグ第23節 東京ヴェルディ対大分トリニータ 味の素スタジアム

最下位大分相手にホームで勝点3を手にしたいヴェルディでしたが、大分の気迫に押しやられ1-2と痛い黒星を喫しました。

福岡戦の反省からか、試合開始早々いきなりディフェンスラインの裏に走りこんだ安西幸輝選手がペナルティエリア内でボールを離さず倒される!しかし、笛はならない!よし、今日のレフェリーの基準が一つ見られたぞ!
と思ったのですが、空中戦以外はあまり笛が吹かれないことが分かっていないのか大分の気迫に押されひよってしまったのか、プレッシャーを掛けきれないヴェルディディフェンス陣は大分にフリーでのシュートを許してしまい2失点。
時間経過とともに運動量の増える大分の中盤の走りこみにもついていけなくなってしまいました。

一方攻撃陣は、付いてこない・競り勝てない大分のゆるいディフェンスラインに自由にさせてもらっていたが、パス出しのタイミングが遅いため最後のシュート場面で無理しなくてはならないケースが目に付く。後半に入り左サイド安在和樹選手の単純なオーバーラップからダイレクトのセンタリングが南秀仁選手のフリーからのボレーシュートにつながったように、サイドから単純に早い攻撃を徹底すれば得点の可能性も高まったと思うのだが、選手交代からは特に中央からの攻撃にこだわりすぎてしまいなかなかチャンスが作れない。中野雅臣選手はヘディングも強そうだったので、アランピニェイロ選手が珍しく競り勝っていた戦況を見たら中野選手が前半からもっとゴール前に積極的に飛び込んでいたらまた違う結果が見られたかもしれません。

ヴェルディはホームで弱くアウェイで結果を出すイメージがあります。アウェイの試合を全く見ていないのであくまで推測ですが、相手が積極的に攻めてくるアウェイでは真ん中から中央をゴールに向かって最短距離をまっすぐ進んでいけばチャンスもあるのかもしれませんが、ホームで(特に下位のチーム相手では)守ってくる相手に対して中央からの攻めも必要ですが、スペースの少ない中央だけではなくサイドから攻めていく工夫も必要になるのではないかと思います。

今後については、ホームとアウェイで(というか、相手によって)戦い方を変え中央が空いていれば中央から、中央が空いていなければサイドから攻撃していくこと、守備については人数がそろっているときは積極的にプレッシャーをかけていくこと、あわせてディフェンスラインの前のスペースを誰が埋めるのか徹底すること、ハイボールの守備のとき対応者が比較的明確化されているけれどそのせいでギャップが生じていることも事実なのでそのギャップを埋めるべくさらに役割分担を明確化していくこと、などがポイントになると思われます。

昨シーズンとは違う楽しみを提供してくれるヴェルディ。更なる高みを目指してサポーターをもっともっと楽しませてほしいです。

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

平成27年7月4日(土)2015明治安田生命J2リーグ第21節 東京ヴェルディ対アビスパ福岡 味の素スタジアム 日野市サンクスマッチ

前節12戦負けなしの大宮戦にアウェイで勝利をおさめ迎えた雨中のホーム味の素スタジアム。全体的に押し気味で進んだ試合内容でしたが、後半ロスタイムのPKで追いつき同点で試合は終了しました。

ちょっと審判の判定や笛のタイミングが中途半端で荒れ気味の試合展開。前半ロスタイムボールへのプレッシャーがおろそかになったところにクリアミスが重なり押し込まれたこぼれ球からのシュートがディフェンダーに当たって先制を許す苦しい展開。
後半ボールをつないで試合を支配するもののシュートが決まらず、後半ロスタイムに南秀仁選手が自ら得たPKをど真ん中に決めて同点に追いつきなんとか勝点1を手にしました。

キーパー佐藤優也選手は雨の中安定したプレーを見せていましたが、帳尻ファウルでゴール取り消しとなったコーナーキックはポジショニングが不自然でした。キーパーのミスは即失点につながるので修正してもらいたいポイントです。

南選手はよくボールに絡んでいいのですがいかんせんミスが多すぎ。特に後ろの方でボールを取られるのは本当に勘弁してほしい。ボールを受け取ったポジションでプレーを使い分けられる賢さが課題です。

今日の試合のように審判の判定がはっきりしないというときは、ファールをもらったり相手が警告もらったりするようないい意味でのずる賢いプレーをしてほしいのですが、ヴェルディはどうも素直というか正直というか、少なくとも後半始まってすぐ警告もらった中後雅喜選手や福井諒司選手にはベテランであることも含めて反省を促したい。雨でグランド状態がすぐれないのにあれだけボールを回せていたのだから、相手のきついチャージに対して倒れて身を守る、サイドから簡単にセンタリングを上げる、ロングシュートを打つ、などのいい意味で雑なプレーが見られなかったことが勝利を収められなかった原因の一つであると思います。杉本竜士選手も今日のような試合では倒れるところは倒れてしまって問題ないです。

同じように慎重で素直で基本的であることは悪くないのですが、ディフェンスラインに人数がそろっているのに前に出る守備をしない場面も多々見られました。三竿健斗選手や井林章選手に多いのですが、ここで取れればチャンスでしかも抜かれても何とかなりそうだなあ、という場面でもずるずる下がって相手をフリーにしたりボールを運ばれたり。出るべきか出ざるべきか、場面場面での判断を磨いてほしいところです。

後半途中からアランピニェイロ選手が投入されたのですが、どうにもフォーメーションが中途半端というかなんというか、采配に迷いが生じているように思います。足の速い選手なのでスペースに走り込んでほしいのですが、今日のように裏にスペースがない時はサイドを有効に活用したい。でも張り出されるとサイドバックのオーバーラップが不発に終わる。そのため中にいるんだけど外に向かって走り込むという非効率なプレーに終始。個人的にはサイドにボールを開いて斜め及びくの字にに走り込むようにすれば得点につながるプレーができると思います。このあたりはチームとして早く答えを出した方がいいでしょう。

絶賛大注目な選手は安在和樹選手です。昨シーズンはテクニシャンタイプのいけすかないプレーぶりを見せていましたが、今シーズンは泥臭く最後まで粘るすがすがしいプレーを続けています。こういう選手がチームにいると心強い。中後選手が好調をキープしているので、コンビネーションに磨きをかけて勝利に貢献してくれることを期待しています!

蹴球 \ 東京ヴェルディ1969

平成27年6月21日(日)2015明治安田生命J2リーグ第19節 東京ヴェルディ対ロアッソ熊本 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

屋根のない駒沢で雨中行われたこの試合は、ちぐはぐな試合展開のまま90分が終了し、ヴェルディは0-2で熊本に敗れました。

サイドバックをディフェンスラインに4枚並べて4-4-2システムのヴェルディ。雨のグランドコンディションを計算したのか前線でハイボールを待ったり裏に走りこんだりする受け手の意図は見えたものの、ディフェンスラインは前線が全く見えておらず、三竿健斗選手と中後雅喜選手がいつもに比べて横並びになるくらい中後選手が下がってプレーしていたもののディフェンスラインとの距離が近すぎて機能せず、その割にはゴールキーパー佐藤優也選手に気軽にバックパスしたりして、ロングボールを待つ前線に選手が集まり中盤が薄くなることで余計にパスがつながらなくなり、攻撃が全く機能しません。

失点はまあしょうがないです。1失点目はヴェルディコーナーキックのクリアボールに対し熊本攻撃陣が全員ゴール前に戻っているにもかかわらずヴェルディ2選手がお見合い。ボールを奪われてロングシュートはキーパー佐藤選手の頭を超えてそのままゴール。2失点目は中盤でディフェンダーが空中戦に競り負けて相手ボールになったところカウンターを許しループシュートから失点。確かに防げない失点ではないのですが、そこまで崩されたわけでもなく修正も簡単で、同じ展開になってもそうそう点が入るところまで行くほどのものではないでしょうから、今日は失点してしまったけれど守備に関してはそれほどポジショニングが悪かったわけでもなく、ヴェルディ的にはそこそこ機能していたと言っていいと思います。ただ、サッカーは守備だけが守備ではないのが難しいところ。

建て直しが必要なヴェルディは、高木大輔選手に代えて井林章選手を投入。3-4-3システムに移行します。井林選手が入ったからか3バックになったからか、ディフェンスラインからロングボールが供給されるように。さらに中後選手がトップ下に入ることで中盤をなくし単純な攻撃への意図が明確になります。出場停止明けの平本和樹選手が好調で競り合いに強くトラップも正確でシュートも強い。しかし、トップに入った後サイドに展開したところでサイドの選手に消極的なプレーが増えいい形でのラストパスが通らない。かといって中盤でつなごうとするとカットされてカウンター。そのうち明らかに集中を切らしている選手もいたようですが、何とかそれ以上の失点は免れてそのまま終了。奇跡はそうそう起こらない。

試合が終わって選手がスタンドに挨拶に来るのですが、ちょっとふてぶてしく見えました。雨の中屋根もないのにサポーターは応援してくれていたんです(私はランクアップクーポンを使って屋根の下にいましたが)。選手たちがサッカーをすることができるのは、間違いなくサポーターがいるからでしょう。プロとしてサッカー選手を続けるのであれば、もう少しサポーターが喜んでくれるような納得してくれるようなそういうものを試合中も試合後も町の祭りでも見せてほしいと思います。

そういう意味で、試合終盤軽いプレーでボールをとられた後、たらたら歩いていた選手が多くいたのも残念です。そんな中、安在和樹選手は後半ロスタイムにも全力で自陣まで戻って守備をしていました。その時間帯には両サイドハーフは前線にべったり張り付いていたというのに。他の選手もせめて自分が取られたときくらいは取り返しにいくようなプレーをサポーターや子どもたちに見せてほしい。

布陣から見た監督の意図とピッチ上の選手たちの意図に食い違いがあるように見えましたが、特に気になったのは安田晃大選手です。経験的な課題からか判断力が高いというわけではないのですが、ボールが来る前によく周りを見ており、トラップの方向が的確で球離れが早く流れの中からリズムのあるプレーを見せてくれました。5トップ状態のトップ下でしたので前が渋滞しておりやりづらい部分もあったかと思いますが無難なプレー。しかし、なかなかボールが集まりませんでした。このあたりも監督と選手の間の意思疎通に課題があるようで違和感があります。チーム内で綱引きをしているのでチーム力が半減です。もったいない。

チームはこれで2連敗。外国人助っ人が出てないなどチーム状態は決して良くはありません。そんなときこそ基本に立ち返って、努力と感謝を続けること。勝てるチームだしもっと動員できるはずのチームです。プロサッカークラブとしての矜持を期待します。

政治 \ 介護福祉

介護保険制度改正についての一般質問がない

選挙には落ちたものの一度は議員として活動していたこともあってやはり多摩市議会が気になるわけで、開かれた議会のためには持ち回り的な議会もいいのかなあなどと思いながら多摩市議会のホームページで一般質問を見ていたのですが…

介護保険制度改正についての質問がない。

今回の制度改正に伴って介護医療の現場ではいくつかの混乱や矛盾が生じているわけですが、走りながら考える介護保険制度では地域で話し合うこともまた大切なことです。

選挙は民主主義の基本なので選挙で選ばれた人が発言すべきで、桐木は介護医療の現場の声を上げるという公約を掲げて選挙に臨み結果選ばれなかったので現場の声を上げることは多摩市では優先順位が低いと選挙で民意が示されたともいえるので(桐木の責任もあるとはいえ)致し方ないのですが、現場の人間としては残念です。

今さらではありますが、落選するというのは本当に罪深く、支援してくれた皆さんに対して改めて申し訳ない思いです。

デフレ脱却を目指すアベノミクスと矛盾した介護報酬削減という政策を政権与党自民党の中から変えていこうと活動した実績とそれが選ばれなかった結果。

本日関東甲信地方も梅雨入りしたようです。